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「はにゃー…なんともまあ、立派な家ですねえ」



ミヤビは服のポケットに入っていたメモと携帯のナビを頼りに目の前家までたどり着いた。いや、家というか屋敷だなこれ。


てか、まさかHey Siri！が使えるとは思ってもなかったよ。そこはびっくりした。


表札には私の苗字の“龍咲”と書かれている
どうやらここが私の家になるらしい…
メモと一緒に入っていた鍵を取り出し、玄関を開ける


埃も汚れも一切無い。新築の様に新しい。
ダイニングに向かうと、ガラステーブルの上には封筒が２つ



「何だろう…？」



小さい封筒から開けようと思い手を伸ばす
中には手紙が入っていた



拝啓ミヤビ様

突然の事で驚かれてると思います。
ですが昨日まで過ごした世界にはもう戻ることは出来ません。
この名探偵コナンの世界で、新たな人生を過ごして下さい。

私もミヤビ様のお力に成りたく、少しばかりですがお金や、食材、戸籍…など最低限のものは用意させて頂きました。

因みに、光熱費は此方で払いますのでミヤビ様はお気になさらないで下さい

それと、一通りお部屋を見終わりましたら、地下へ降りて見て下さい。きっとミヤビ様なら気にいると思います。

それでは。
敬具