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チッ！なりふり構わず撃って来やがった！
早く逃げないと、撃たれる前に観覧車の軸がもたなくなる！


ミヤビはキュラソーを連れて観覧車から離れようとするが、キュラソーは観覧車に子供達が乗っているのを見つけた



「ミヤビ！あそこに子供達が！」

「え？！…あ、そうだった。歩美ちゃん達乗ってるの忘れてた」

「助けに行く！」

「ちょっと待って！」



ミヤビは上着をキュラソーに着させた
スラックス持って来ればよかったなって思った
その時、灰原哀ちゃんが現れキュラソーを見て動揺しているのか、ミヤビは哀ちゃんを落ち着かせた


哀ちゃんは子供達が心配で此処まで来たと言う。
哀ちゃんも見つかったら組織に捕まるってのに…頑張り屋さんめ



「キュラソー、ジン達はこの暗闇の中で確実に殺す為に、観覧車の中で動いている影を狙っている」

「まさか、ミヤビ！貴女…」

「熱探知機の影ならよく知ってる影が現れればソレが偽物だとしても、この暗闇の中では調べるすべはない」



哀ちゃん、キュラソーと一緒に子供達をお願い。私はキュラソーに成り代わって囮になる

キュラソーの髪型はさっき替えてハーフアップにしているし、逆にミヤビの髪型はさっきと変わってキュラソーの髪型に近かった


そう伝えるとミヤビは瓦礫の山を飛び越え、できるだけ子供達から離れる

「いいぞ！食い付いた！！」