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「まって、キュラソー！話をさせて」

「ん？貴女はロックリストには載っていなかったし、組織でも見たことがない…」

「私は貴女を助けにきたの！組織からも、警察からも！」

「どうゆうことかしら？」



キュラソーが動きを止め、ミヤビを見つめる
ミヤビはキュラソーの手を引き、こっちよ！と声をかける。
そろそろジン達がゴンドラにキュラソーが乗っていないのがバレるはず！

一か八かだかやるしかない！



「キュラソーは、組織から抜けて子供達とまた、観覧車に乗りたいんでしょ？」

「なんで、それを…」

「私ね貴女を助けい。何度もそう思ったの…それが今やっと叶いそう。


貴女は確かに組織に属し人には言えない事を沢山してきたと思う。


でもねキュラソー、貴女は子供達と触れ合って、楽しい時間を過ごして組織では感じたことのない温もりを感じたんでしょ？


人は生まれ変われるのよ、キュラソー。
何度だって生まれ変われる。だからもう1人じゃないんだよ？子供達も私も、一緒にいるよ」



ほら。出来たよキュラソー。
キュラソーは綺麗な顔立ちだからとっても似合うね。と小さな手鏡をミヤビはキュラソーに渡した。キュラソーは初めて見た様な顔で、自分の髪型を見ていた



「今はそんな簡単にしか出来ないけど…
これを乗り切ったらもっと、綺麗に結ぶからね」

「ありがとう…」

「ミヤビよ。キュラソー」

「ありがとう、ミヤビ！」



ミヤビとキュラソーは互いに微笑み合う。
その瞬間、キュラソーが乗っていたゴンドラをジン達はオスプレイから繋げたアームで無理やりにゴンドラを引き取ると、キュラソーが乗っていないと分かり、そのままゴンドラを落とした


悪いけど、キュラソーが記憶を思い出した時に組み合いになり、気絶した公安の風見さんと、その風見を助けようとしたコナン君まで
面倒見切れない。