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「なにぃー！？…嘘だと言ってくれ！！」



ミヤビは起きて何気なくテレビを付け
まだ寝ぼけている頭でニュースを見ていた


そこに首都湾岸線で大規模停電！原因は？
とテロップが出ている


ん？首都湾岸線…？
そー言えば悪夢の始まりも首都湾岸線だったよね。3人のカーチェイス…って

ん？…もしかして、もしかして
めちゃくちゃ良いシーンを見逃したんじゃ…



「まじか！安室さんと赤井さんのカーチェイスも！
赤井さんのライフを撃つシーンも！見れなかった！？」



もうこう、何で急に来るかな？！
よりによって、なかなか寝付けずにいた日じゃなくたって良いじゃんかよ！

くそ、いつも通りに起きてたら絶対に見れたのに！悔しい…



「意地悪！意地悪！…はっ！」



こんなことしてる場合じゃ無い！
早く 東都水族館に行かないと！キュラソーが…

ミヤビは直ぐにシャワーを浴び、支度を整える。
ミヤビの勝負服こと、黒のジャケットに白のブラウス、タイトスカートを履く。


髪が長いミヤビは勝負服を着る時は何時もストレートだ。勿論メイクもして行くが、厚化粧ではなく、ナチュラルに。年相応ってやつだな



「よし！行こう」



キュラソーを助けに！
ミヤビは急いでガレージに降り、愛車のRX-7に乗り込んだ