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途中で輸血をやめてしまった為、貧血に襲われた。
アクラルにいた頃の殆どが貧血だった為
ある程度の対処法やしのぎ方を知っているので それでやり過ごそうとしたのだが、かなりの量が出た為治らなかった。

仕方なしに医務室に向かい扉を開ければ
三日月とオルガとアキヒロが、何やら話をしている



「弟がタカキを襲ったモビルスーツに乗ってやがった……！

俺よ、最近楽しかったんだ。
お前らと鉄華団を立ち上げて一緒に戦って
仲間の為に……とか言ってよ。

姐さん達にしごかれんのも楽しかった。
楽しかったから俺がゴミだってことを忘れてた。

ヒューマン・デブリが楽しくっていいわけがねぇ。
だから罰が当たったんだ」

「アキヒロ……大丈夫！弟さん助けよう！ね？」

「ミヤビ…お前、もう良いのか…」



ミヤビはアキヒロの話を聞き居てもたってもいられず
アキヒロに後ろから抱きついた。アキヒロは驚いた顔をしたが何処か寂しそうな顔をしている。
それでもミヤビは笑ってみせた


オルガや三日月のおかげでアキヒロも前を向き、弟を助けることにした。
盗み聞きしていたシノやユージン、雪之丞も俺たちも協力するぜ！とアキヒロの背中を押した


ミヤビはその光景を見ながら、メリビットに輸血をしてもらっていた