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「ミヤビー！なぁ、なぁ、俺と寝ようぜ！」

「シノ！！何抜け駆けしてんだよ！」

「ユージン、こーゆーのは早いもん勝ちなんだよ！！」



物凄くウザい…。酔った勢いとは言え1時間以上、必要以上にシノに迫られる…
ミヤビはシノとユージンが言い争いをしてる隙に、静かそうな席へと移動した。



「お、モテる女は辛いな」

「アキヒロ、それ喧嘩売ってる？」

「おぉ、怖ぇ」



ミヤビはアキヒロが持って居たグラスを取り上げ、グラスに入って居たお酒を飲み干す。

うぅ…めちゃキツいの飲んでるし…
ミヤビはアキヒロの隣に座った。
横目で見るとオルガは酔いつぶれて寝ている。
その隣には三日月が座りながら見つめて居た



「ミヤビは、経験ないの？」

「は？」

三日月の質問に辺りが静まり返る。そして一斉にミヤビに視線が集まる。
ミヤビは三日月の質問に少し戸惑った



「違うの？シノの誘い断り続けてるから、てっきり経験ないのかと思った」

「はぁ…。三日月って偶にさぐさっと来ること言うよね。」



ミヤビはアキヒロから奪ったお酒のせいか頬を赤らめ、寂しそうな目で三日月に答えた。
それを見た三日月は、ハッとしたように目線をそらし、ごめん。と謝って来た。

ミヤビは笑いながらこっちこそごめんね。気にしないで。と三日月の頭を優しく撫でた