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「私と名瀬さんは、私がアクラルで人体実験をされてる時に視察に来たの。
その時に色々話をしただけ。」

「あははは！悪り、悪り。俺のハニーって言うのは冗談だ。
でもあの後直ぐにお前が居なくなったお陰で、俺は苦労したんだぜ？」

「それはっ！……すみませんでした。」

「どーゆー事だ？」



ミヤビは腕を組んで、名瀬を軽く睨むと名瀬は声をあげて笑いながら謝って来た。
オルガは状況が読めず、ミヤビに聞いた



「アクラルはね、色々所から狙われてたの。まあ人体実験をやってるって言うのもあるけど
1番はそのデータを狙われてたの。


どこも皆、モビルスーツは強い方がいいでしょ？
だから唯一の生き残りの私を狙って来てたんだよ。


アクラルは資金が無くなりつつあってさ、私を売ればかなりのお金になる。データさえ持っていれば、また人体実験して作って、売ればいい。そーゆー考えだったんだけど


ギャラルホルに攻め込まれてね、イーディスは昔馴染みのアルバに私と紅月を頼んだの
この事を知ってるのは、イーディスと私とアルバだけ。


ギャラルホルには先日きた偵察の奴が私を逃したって言うことになっちゃって…
名瀬さんには迷惑かかました。すみません」



ミヤビは名瀬に頭を下げた。名瀬は帽子を深く被り、話し始めた



「まあ、なんだ。俺も約束破っちゃったし、お互い様ってことでよ。良しにしようぜ？」

「約束って？」

「俺がミヤビを救ってやるって約束したんだが、俺は何もしなかったんだよ」



三日月は名瀬の約束が気になり、名瀬に聞くと、ミヤビは溜息をつきながら、椅子に座った。



「これから、宜しく願いします」

「あ？あぁ。宜しくな」



ミヤビは出来る限りの笑顔を名瀬に向けた
名瀬も少し硬い笑顔を見せてくれた