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ミヤビは目を閉じて、動きを止めた。紅月の目の光も消え、アミダは何かを感じ取ったのか、攻撃をやめミヤビの行動をじっと見ている



「くる！……なにっ？！？！」



紅月の目に光が戻ると、紅月は目にも留まらぬ速さで移動しアミダの百錬を両足を切り落とした。アミダは負けを悟ったのかミヤビを追うことはしなかった。



「アキヒロ！避けて！！！」

「なっ！？」

「くっ……」



ミヤビはアミダを倒すと、そのままの速さでアジーの百錬の両手を切り落とし、敵艦の方へと蹴り飛ばす。ミヤビは三日月の元へ急いだ



「おりゃゃゃゃゃあ！！！！」



三日月は百里をワイヤーバンカーで捕まえていた。けれど推進力が違うために離さないでいるのがやっとの状況だった


今の紅月のスピードなら簡単に百里に追いつき、近くの小惑星に太刀で叩きつける
ワイヤーバンカーで繋がれている三日月も同様小惑星に叩きつけられそになるが、寸前のところでミヤビがワイヤーを切り離した



「これでラストー！！！！」



ミヤビは小惑星に叩きつけられた百里めがけ太刀を振りかざした



「もういい！ミヤ！！」

「……！オルガ…」


オルガからの通信がはいり、ミヤビは百里の頭が吹っ飛ぶ寸前の所で動きを止めた
ミヤビは百里から少し離れ、また目を閉じる
紅月の目の光も消え、ミヤビが深呼吸をすると、目には光が戻った