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「あ！三日月！！！やっと見つけた！！」

「ミヤビ…」



ミヤビはタブレットをおやっさんに渡し、三日月の方へと走っていく。すると三日月の隣にはクーデリアが立っていた。


ズキン…なんだろ。凄く胸が痛い…。さっきは三日月を見つけて凄く嬉しかったのに…急に胸が苦しくなる。



「ミヤビ、どうかした？」

「はっ！…あ、ごめん三日月。
お礼が言いたくて実は探してたんだ。三日月のこと」

「お礼？…あぁ。いいよ。ミヤビがほとんど片付けてくれたから、こっちもやり易かったから」



ミヤビは胸に手を当てつつ、お礼を伝えた。
三日月は何が？と言う顔をしたが直ぐに察したのか、ポケットに手を入れて
三日月はミヤビの横を通って行ってしまった。

三日月は少し歩くとクーデリアを呼び、2人は楽しそうに話しながらエレベーターに乗り込んで行った



「……。邪魔、しちゃったかなあ…」



ミヤビは小さく呟いた。
ミヤビの声は震えていたが誰も聞き取れはしなかった。

三日月、目見てくれなかったなあ。そりゃそうだよね。あんな楽しそうに話してたのに、私2人の邪魔したんだもん。そりゃー…怒るよね


ミヤビは目に溜まった涙を、手で拭うと直ぐにおやっさんの元へ戻り、バルバトスの調査に戻った。
おやっさんには飯くわねぇのか？！と言われたが後で食べるー！と返事をしてバルバトスの方へと向かった