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「はぁ…どうしちゃったの私…どうしたら忘れられるの？？」



ミヤビはため息を漏らし、紅月の足元で横になる。そんな時、扉が開く音がした



「あ、居た。ミヤビ！！」

「ひぃっ！！！」

「え？」



ミヤビは不意に現れた三日月に声をかけられ驚いてしまった。その驚いた姿を見た三日月は不思議そうにミヤビを見つめている



「ミヤ、朝飯食わねぇのか？」

「オルガ…あっ、えーっと、あんまり食欲無くてさ」

「熱でもあるの？」

「ッッッ！！！！…あ！いや！大丈夫！大丈夫だから！！」



三日月とオルガは紅月の足元で横なっているミヤビの元へ歩き出し、ミヤビも上半身だけ起き上がった。

オルガの問いかけに、苦笑いをしながらミヤビは答えると、三日月は自分のおでこと、ミヤビのおでこをくっつけようとするが、ミヤビは反射的に避けてしまった



「……。なんで避けるの？」

「さ、避けてない！避けてない！本当に大丈夫だから！」



ミヤビは三日月の方を見ながら扉の方へと後ろ向きで歩いていく。
三日月は少しムッとしたような表現に見えたが、今のミヤビの心境はそれどころじゃなかった



なんで！？なんで！？なんでこうなったんだっけ？！いきなり三日月の顔が目の前にあって…しかもめちゃくちゃ近くにいて…
ヤバイ…マジやばいって！心臓が…鼓動が早すぎて…とりあえず、ここから出よう！うん！そうしよう！



「あ、ミヤ！もう箱舟に移動するから、荷物まとめておけよ！」
「わ、わかったあ！！」

ミヤビはオルガに言われて気がついた。もうそんなに時間が経ってるなんて…私よく何も食べず、寝ずに、この時間まで過ごしてたなあ…
ミヤビは急いで自室へと向かった