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ハエダの近くにいる奴が勢いよく立ち上がると、ミヤビの方へと向きを変えた



「お、俺は知ってるんだぜ！！」

「ん？俺の何を知ってるって？」



ミヤビは上着のポケットに手を入れ、勢い良く立ち上がった奴の近くへとダルそうに歩いて行った。



「うへへっ！この秘密はたまたま聞いたんだ。社長のアルバがアクラルのイーディ……ゔぅっ！…」

「その話、知ってるのはお前だけか？ん？？」



ミヤビは聞き覚えのある単語に、素早く反応しいつも持ち歩いているナイフが奴の腹に刺さって居た。ミヤビは微笑むように問いかけた



「お、俺っ…だけ、っ…です…！もう口に、だ、出したりっ、、しませんから！殺さないで」

「そうか。悪いな、俺はお前みたいな奴が一番嫌いなんだよっ！」



命乞いする相手にミヤビは、ナイフを腹から抜き、言い終わると首の動脈を切った。
真っ赤な雨が降り注いだ



「他に、俺の秘密とかっていう話ある奴いるか？」

「ッッ！！！！！」



ミヤビの顔はさっきの血の雨で赤くなって居る。普段では見たことの無い鋭い目と殺気が辺りを凍りつかせた。それはオルガたちも同じだった。


「……。悪い、オルガ…。顔、洗ってくる」

「はっ！…あ、あぁ」



ミヤビはオルガに一言告げると、その場から逃げるように出て行った