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「はにゃー…こりゃ暫く乗れそうに無いなぁ。紅月…ごめんな、痛い思いさせちゃって。でも紅月のお陰で皆んなを守れたよ…。ありがとう」



ミヤビはリフトで紅月を移動させ、元々隠してあった場所へと戻し終え、紅月の顔を撫でながら先程の戦闘を思い出して居た



「ミヤ！ちょっといいか？」

「ん？…あぁ、オルガそれに三日月か、どーしたあ？」



ミヤビはオルガに声をかけられると、ウサギのようにぴょんぴょん！と飛び跳ねながら
オルガの元へ降りていった。

チラリと三日月を横目で見た時、三日月の右手には拳銃が握られていた。やっぱこのタイミングだよね…やるとしたら



「ここを乗っ取る事にした。参番組とアキヒロにはもう、話をつけてある」

「何となく、そうかなあって思ってたよ。
彼奴らにここを任せてたら、俺たちは確実に死ぬしな 」



ミヤビはオルガとハイタッチをして、力一杯にお互いの手を強く握った。



「行こう、そろそろ時間だ」

「うん。」

「りょーかい」



ミヤビ達はその場を後にした