短編
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六年生の星座占いII
『っていう事でやってきました。』
「貴様はお淑やかさって言葉を知らんのか?」
『仙蔵怒らないで。これって案外当たるから。』
「お前が絡むとろくな事ないからな。」
「はっ、占いなんぞに己の運命を任せるだなんてどうかしてるな。」
『任せてる訳じゃないの。ただ当てはまる事が多いから面白いの。』
鼻であしらう文次郎に少し腹を立てるが見てみなさい。その鼻っぱしをひん曲げてるやるんだから。
読み終わった後の二人を想像するとニヤニヤと口元に弧を描いてしまう。私達の様子を伊作はハラハラと見守っているが気にせず書物を広げる。
「おい伊作。お前は名前の保護者か。」
「あははっ……僕も気になって付いてきちゃった。」
「はぁ……揃いも揃って。」
『要件が済んだらいなくなるから。早く教えて。』
「そうだな。ならのってやろう。」
『文次郎は?』
「さっさと終わらせろよ。」
二人とも観念したのか誕生日月を教えてもらい調べる。
まずは仙蔵。
『えーっと仙蔵は山羊座で、非常に真面目で知的な落ち着いた性格の持ち主。完璧主義な一面もあるため自分にも他人にも厳しい性格とも言えるしょう。』
「ほぉ…」
「なっ!」
『また大人の雰囲気があり、身のこなしも優雅で上品さを感じます。もし腹の立つ事をされても相手と喧嘩する事はなく、穏やかな口調で相手をいさめ納得させるでしょう……だって。』
「悔しいが当たっているな。」
『でしょう?だから面白いの!』
「文次郎もそう思うだろう?」
「………」
先程の二人の反応は打って変わって完全に興味を持っている。同室の文次郎は仙蔵と一緒の部屋の為、痛い程分かったのだろう。黙り込む文次郎にふふんと鼻で笑う事が止まらない。
「名前、文次郎はどうなんだ?」
『えー、文次郎?でも文次郎は興味ないから知りたくないでしょ?』
「私が知りたい。読んでくれ。」
『仙蔵がそう言うならしょうがないな。』
「………いいから、さっさと読み上げろ。」
黙っていた文次郎が言葉を発した。驚いて伊作と見合わせていると二人してにやけが止まらない。
文次郎がギロっとこちらを見るが全く怖くも何ともない。でもこれ以上おちょくると面倒くさい事になりそうだからそろそろ読み上げてしまおう。
『いいよ。えっと文次郎は獅子座で、集団においてリーダーシップを発揮する事が得意。周囲を巻き込む明るさと場の空気を読む敏感さを持ち合わせどの世代からも好印象を抱かれやすいのが特徴です。』
「おい、名前。それって本当に文次郎の運勢か?」
『そうだよ。それに仙蔵の言いたい事は分かる。読み上げている私が一番驚いているから。』
「おい、それってどういう事だよ!」
「文次郎が周囲を巻き込む明るさ……」
『伊作!しっかりして!所詮書物の言う事だから!うちの文次郎はこんな明るい奴じゃないよ!』
「聞き捨てならねぇ言い草だな!」
「黙って聞け。名前、続きを読め。」
『はい!続きによれば仲間内での不穏な空気に敏感、対立が起きそうになると仲裁に入り、両者の話を聞いて調整役に回ります。努力とは無縁を思われがちですが影ではしっかり努力をしております……だって。』
「最後はあっていたな。文次郎。」
「うるせぇ。」
書物を閉じ、瞼の裏で今読み上げた内容を想像すると猛烈に吐き気が催してくる。
『うげぇ…』
「名前!しっかり!」
「ふむ……場の空気を読む敏感さは持ち合わせているが、どの年代にも好かれているかどうかは考えものだな。」
『老け顔だからそれはないでしょ。実際、後輩達からは怖がられているし、あとギンギンうるさいし。』
「でも予算会議の文次郎は当たっているよ。他の委員会の調整をしてくれているからね。」
『そこだけでしょ。』
「お前ら、黙って言わせておけば!」
『やばい。文次郎がキレた!伊作逃げるわよ!』
「ええっ!また走るの!?」
「待て、お前らー!!!」
文次郎がキレて袋槍を持ちながら追いかけてきた。
座り込んでいる伊作の腕を掴み無理矢理立たせながら部屋の襖を強引に開け、一目散に逃げる。
「……ったく騒々しい奴らだな。」
______________________
(ぜぇ、ぜぇ、名前!そういえばあの二人の恋愛はどうなのさ)
(はぁ、はぁ、えっと仙蔵は、恋愛に対してはとても真面目。かなり奥手で慎重派で好きな人ができても中々行動に移す事が出来ません。)
(仙蔵は意外だね)
(因みに文次郎は、好きになると情熱的で恋愛を成就させるため積極的に動き、自分主導で恋を進めたがりますだって)
(二人が逆の可能性はないの?)
(自分が信じられなくて何度も見たからそれは断じてない)
『っていう事でやってきました。』
「貴様はお淑やかさって言葉を知らんのか?」
『仙蔵怒らないで。これって案外当たるから。』
「お前が絡むとろくな事ないからな。」
「はっ、占いなんぞに己の運命を任せるだなんてどうかしてるな。」
『任せてる訳じゃないの。ただ当てはまる事が多いから面白いの。』
鼻であしらう文次郎に少し腹を立てるが見てみなさい。その鼻っぱしをひん曲げてるやるんだから。
読み終わった後の二人を想像するとニヤニヤと口元に弧を描いてしまう。私達の様子を伊作はハラハラと見守っているが気にせず書物を広げる。
「おい伊作。お前は名前の保護者か。」
「あははっ……僕も気になって付いてきちゃった。」
「はぁ……揃いも揃って。」
『要件が済んだらいなくなるから。早く教えて。』
「そうだな。ならのってやろう。」
『文次郎は?』
「さっさと終わらせろよ。」
二人とも観念したのか誕生日月を教えてもらい調べる。
まずは仙蔵。
『えーっと仙蔵は山羊座で、非常に真面目で知的な落ち着いた性格の持ち主。完璧主義な一面もあるため自分にも他人にも厳しい性格とも言えるしょう。』
「ほぉ…」
「なっ!」
『また大人の雰囲気があり、身のこなしも優雅で上品さを感じます。もし腹の立つ事をされても相手と喧嘩する事はなく、穏やかな口調で相手をいさめ納得させるでしょう……だって。』
「悔しいが当たっているな。」
『でしょう?だから面白いの!』
「文次郎もそう思うだろう?」
「………」
先程の二人の反応は打って変わって完全に興味を持っている。同室の文次郎は仙蔵と一緒の部屋の為、痛い程分かったのだろう。黙り込む文次郎にふふんと鼻で笑う事が止まらない。
「名前、文次郎はどうなんだ?」
『えー、文次郎?でも文次郎は興味ないから知りたくないでしょ?』
「私が知りたい。読んでくれ。」
『仙蔵がそう言うならしょうがないな。』
「………いいから、さっさと読み上げろ。」
黙っていた文次郎が言葉を発した。驚いて伊作と見合わせていると二人してにやけが止まらない。
文次郎がギロっとこちらを見るが全く怖くも何ともない。でもこれ以上おちょくると面倒くさい事になりそうだからそろそろ読み上げてしまおう。
『いいよ。えっと文次郎は獅子座で、集団においてリーダーシップを発揮する事が得意。周囲を巻き込む明るさと場の空気を読む敏感さを持ち合わせどの世代からも好印象を抱かれやすいのが特徴です。』
「おい、名前。それって本当に文次郎の運勢か?」
『そうだよ。それに仙蔵の言いたい事は分かる。読み上げている私が一番驚いているから。』
「おい、それってどういう事だよ!」
「文次郎が周囲を巻き込む明るさ……」
『伊作!しっかりして!所詮書物の言う事だから!うちの文次郎はこんな明るい奴じゃないよ!』
「聞き捨てならねぇ言い草だな!」
「黙って聞け。名前、続きを読め。」
『はい!続きによれば仲間内での不穏な空気に敏感、対立が起きそうになると仲裁に入り、両者の話を聞いて調整役に回ります。努力とは無縁を思われがちですが影ではしっかり努力をしております……だって。』
「最後はあっていたな。文次郎。」
「うるせぇ。」
書物を閉じ、瞼の裏で今読み上げた内容を想像すると猛烈に吐き気が催してくる。
『うげぇ…』
「名前!しっかり!」
「ふむ……場の空気を読む敏感さは持ち合わせているが、どの年代にも好かれているかどうかは考えものだな。」
『老け顔だからそれはないでしょ。実際、後輩達からは怖がられているし、あとギンギンうるさいし。』
「でも予算会議の文次郎は当たっているよ。他の委員会の調整をしてくれているからね。」
『そこだけでしょ。』
「お前ら、黙って言わせておけば!」
『やばい。文次郎がキレた!伊作逃げるわよ!』
「ええっ!また走るの!?」
「待て、お前らー!!!」
文次郎がキレて袋槍を持ちながら追いかけてきた。
座り込んでいる伊作の腕を掴み無理矢理立たせながら部屋の襖を強引に開け、一目散に逃げる。
「……ったく騒々しい奴らだな。」
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(ぜぇ、ぜぇ、名前!そういえばあの二人の恋愛はどうなのさ)
(はぁ、はぁ、えっと仙蔵は、恋愛に対してはとても真面目。かなり奥手で慎重派で好きな人ができても中々行動に移す事が出来ません。)
(仙蔵は意外だね)
(因みに文次郎は、好きになると情熱的で恋愛を成就させるため積極的に動き、自分主導で恋を進めたがりますだって)
(二人が逆の可能性はないの?)
(自分が信じられなくて何度も見たからそれは断じてない)