短編
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貴方という名の色付け
『食満先輩。これは何でしょうか?』
「おっ、名前は初めて見るか?これはな漆喰といって壁天井などの修補に使う物だ。」
今日は食満先輩と壁の修補を行なっている。
偶然にも食満先輩が一人で壁の修補に取り掛かっている所を見つけた。
他の用具委員はアヒルさんボートの修理、武器武具の点検などに回っているみたいだ。
だけど先輩一人でこの壁の修補に大変ではないのかな。
手伝いを名乗り出たけど先輩に危ないからと理由で遠慮されたが半ば強引に手伝っている。
だって気になっている食満先輩が一人で行っている作業なんて手伝いたいに決まっている。
「俺が開発した漆喰だと物足りなくてな。町で色々探してきた訳だ。」
楽しそうに話す食満先輩の目はまるで少年のように輝いている。
普段のあの勇ましい先輩から今の顔付きはとても可愛いらしい。
「これなら壁の頑丈さが前より良くなるって訳だ。」
桶に入れた漆喰を木鏝でこね、穴の空いた壁を丁寧に塗る。木鏝を壁に当て上に向かいながら漆喰を壁に塗り付け、横に伸ばしていく。その慣れた手付きに賞賛を込めた驚きを隠せない。
『食満先輩は本当に器用ですね。』
「そうか?なんか改めて言われると照れるが。」
食満先輩が梯子に座りながら作業をし、私は漆喰の入った桶を持っている。
普段見る事が出来ない食満先輩の照れるお顔が見れた事で自身の頬が桜のように染まり、桶を持つ腕に力が入る。
「名前、桶は重たくないか?」
『大丈夫ですよ!』
壁を塗り始めて暫く立つと正直桶を持っている自身の腕が限界を向かえそうだ。
だけど先輩の役に立ちたいその一心で手伝っているが腕が小刻みに震え出した。
「手伝ってくれるのは嬉しいが無理はするな。」
『はい、でもあと少しなら…わっ!』
あろう事か桶を自ら手を滑らしてしまった。
「危ない!」
『えっ!食満先ぱっ!』
食満先輩が咄嗟に腕を伸ばすと、腰掛けていた梯子から倒れ先輩が覆いかぶさるように二人とも派手に地面に倒れる。
「名前!大丈夫か?」
『った……だ、大丈夫です…食満先輩は…』
「俺は平気だ!怪我はないか!?」
『はい、なんと……か』
返事をしようとすると胸元に嫌な感触が伝わり、ヌチャッと聞こえる。私と食満先輩の顔からサァーっと血の気が引いていく。
まさかと胸元に視線を下すと糸ではなく、もはや塊を引くように漆喰が食満先輩と私の胸に張り付いている。
『す、すみません!!!私のせいで!』
「気にするな。怪我がなくてよかった。」
『ですが先輩も!』
「俺なら平気だ。でもこれをどうするかだな。」
胸元にへばり付いた漆喰は簡単には取れない。
『これ中々取れないですね。』
「待て、名前。漆喰は素手で触っては駄目だ。」
無理に手で剥がそうとすると食満先輩に止められる。
漆喰は強くはないが皮膚を少しずつ溶かし荒れてしまう作用があるらしい。直接肌に触れなくて良かったと胸を撫で下ろす。
「だから無闇に触るな。」
『ですが……』
「俺に任せろ。」
胸元がくっついたままでは二人での移動もままならないがどうにかして井戸に向かう。
幸いか不運にも誰ともすれ違わない現実に泣けてくる。
「俺が水を汲み上げるから名前はじっとしててくれ。」
『分かりました。』
作戦はこうだ。食満先輩が井戸の水を汲み上げ、その水で胸元の漆喰を落とす。だが胸元がくっついている為この動作は簡単ではない。
何より食満先輩とくっついているだけでもドキドキするのに食満先輩が動く度に抱きしめられているような気分になるのだ。私の鼓動が食満先輩に聞こえてしまわないか心配になる。
先輩が井戸の桶を取り、水を汲み上げる。食満先輩の一生懸命なお顔を下から見上げる。
すらっと筋の入った鼻筋につり目だが少し開きかけている口元も目鼻立ちのきりっとしたお顔。一瞬パチっと目が合うが咄嗟に逸らす。募り続ける想いが今にも爆ぜそうだ。
「汲めたぞ。ならこれを……」
『キャッ!』
「んっ?…おわっ!」
段差のある石段から足を踏み外してしまい食満先輩が持っていた桶が宙を舞う。中身の水が宙に見えたと思うと衝撃とバシャっと頭からかぶる冷たい水が二人の装束を濡らし髪から水滴がポタポタっと垂れる。
「な…すまんっ!」
『私が足を踏み外したからです!すみません。』
食満先輩に覆い被さるように上になる。自身の失敗に頭が痛い。
食満先輩の前髪が水を含み、お顔に張り付いた前髪を搔き上げる。
色気を纏う食満先輩に思考が鈍る。
『……んっ?食満先輩何か当たって』
何やら股のところで何かが当たる。何これと気づくと目の前の食満先輩があたふたし、一気に顔が沸騰している。
「名前違う!これは!!!」
食満先輩のお顔がこわばり真っ赤にして違うと。首を振り必死に私をどかそうとするが漆喰で離れる事ができない。
まさかこれって食満先輩の…… 。
想像すると顔から火が吹き出る。
「頼む……軽蔑してくれ。」
『食満先輩……』
私の様子に気付いた先輩が両手で顔を覆い、耳先まで茹蛸のように赤く染まっている。
『すまん……気持ち悪いだろ…』
食満先輩の掠れた小さな声。
顔を逸らしている食満先輩の様子に心の奥底からじぃんと温かい物で満たされていく。
だって私に反応してくれているって事はその先も期待していいのだろう。
『……軽蔑しませんよ。』
「……俺は今心底恥ずかしい。」
目の前には先程までの頼れる先輩は居ない。そこにはいじらしくて可愛らしい反応の食満先輩が居る。
『食満先輩…』
吸い込まれるように食満先輩の唇に自身の唇を合わせる。茹蛸のように真っ赤になった先輩が大きく目を開き、膨張した物が更に硬度を増す。反応が可愛らしく、何をいっても今の食満先輩は可愛く見える。
『んっ…』
「何を…」
目を見開いたままの食満先輩の口から唇を離す。
思わず口吸いをしてしまった。でも引き返せない。
『私でよければ……そのっ……お相手を……。』
自身の言葉に羞恥の想いが全身に漲る。
『食満先輩。これは何でしょうか?』
「おっ、名前は初めて見るか?これはな漆喰といって壁天井などの修補に使う物だ。」
今日は食満先輩と壁の修補を行なっている。
偶然にも食満先輩が一人で壁の修補に取り掛かっている所を見つけた。
他の用具委員はアヒルさんボートの修理、武器武具の点検などに回っているみたいだ。
だけど先輩一人でこの壁の修補に大変ではないのかな。
手伝いを名乗り出たけど先輩に危ないからと理由で遠慮されたが半ば強引に手伝っている。
だって気になっている食満先輩が一人で行っている作業なんて手伝いたいに決まっている。
「俺が開発した漆喰だと物足りなくてな。町で色々探してきた訳だ。」
楽しそうに話す食満先輩の目はまるで少年のように輝いている。
普段のあの勇ましい先輩から今の顔付きはとても可愛いらしい。
「これなら壁の頑丈さが前より良くなるって訳だ。」
桶に入れた漆喰を木鏝でこね、穴の空いた壁を丁寧に塗る。木鏝を壁に当て上に向かいながら漆喰を壁に塗り付け、横に伸ばしていく。その慣れた手付きに賞賛を込めた驚きを隠せない。
『食満先輩は本当に器用ですね。』
「そうか?なんか改めて言われると照れるが。」
食満先輩が梯子に座りながら作業をし、私は漆喰の入った桶を持っている。
普段見る事が出来ない食満先輩の照れるお顔が見れた事で自身の頬が桜のように染まり、桶を持つ腕に力が入る。
「名前、桶は重たくないか?」
『大丈夫ですよ!』
壁を塗り始めて暫く立つと正直桶を持っている自身の腕が限界を向かえそうだ。
だけど先輩の役に立ちたいその一心で手伝っているが腕が小刻みに震え出した。
「手伝ってくれるのは嬉しいが無理はするな。」
『はい、でもあと少しなら…わっ!』
あろう事か桶を自ら手を滑らしてしまった。
「危ない!」
『えっ!食満先ぱっ!』
食満先輩が咄嗟に腕を伸ばすと、腰掛けていた梯子から倒れ先輩が覆いかぶさるように二人とも派手に地面に倒れる。
「名前!大丈夫か?」
『った……だ、大丈夫です…食満先輩は…』
「俺は平気だ!怪我はないか!?」
『はい、なんと……か』
返事をしようとすると胸元に嫌な感触が伝わり、ヌチャッと聞こえる。私と食満先輩の顔からサァーっと血の気が引いていく。
まさかと胸元に視線を下すと糸ではなく、もはや塊を引くように漆喰が食満先輩と私の胸に張り付いている。
『す、すみません!!!私のせいで!』
「気にするな。怪我がなくてよかった。」
『ですが先輩も!』
「俺なら平気だ。でもこれをどうするかだな。」
胸元にへばり付いた漆喰は簡単には取れない。
『これ中々取れないですね。』
「待て、名前。漆喰は素手で触っては駄目だ。」
無理に手で剥がそうとすると食満先輩に止められる。
漆喰は強くはないが皮膚を少しずつ溶かし荒れてしまう作用があるらしい。直接肌に触れなくて良かったと胸を撫で下ろす。
「だから無闇に触るな。」
『ですが……』
「俺に任せろ。」
胸元がくっついたままでは二人での移動もままならないがどうにかして井戸に向かう。
幸いか不運にも誰ともすれ違わない現実に泣けてくる。
「俺が水を汲み上げるから名前はじっとしててくれ。」
『分かりました。』
作戦はこうだ。食満先輩が井戸の水を汲み上げ、その水で胸元の漆喰を落とす。だが胸元がくっついている為この動作は簡単ではない。
何より食満先輩とくっついているだけでもドキドキするのに食満先輩が動く度に抱きしめられているような気分になるのだ。私の鼓動が食満先輩に聞こえてしまわないか心配になる。
先輩が井戸の桶を取り、水を汲み上げる。食満先輩の一生懸命なお顔を下から見上げる。
すらっと筋の入った鼻筋につり目だが少し開きかけている口元も目鼻立ちのきりっとしたお顔。一瞬パチっと目が合うが咄嗟に逸らす。募り続ける想いが今にも爆ぜそうだ。
「汲めたぞ。ならこれを……」
『キャッ!』
「んっ?…おわっ!」
段差のある石段から足を踏み外してしまい食満先輩が持っていた桶が宙を舞う。中身の水が宙に見えたと思うと衝撃とバシャっと頭からかぶる冷たい水が二人の装束を濡らし髪から水滴がポタポタっと垂れる。
「な…すまんっ!」
『私が足を踏み外したからです!すみません。』
食満先輩に覆い被さるように上になる。自身の失敗に頭が痛い。
食満先輩の前髪が水を含み、お顔に張り付いた前髪を搔き上げる。
色気を纏う食満先輩に思考が鈍る。
『……んっ?食満先輩何か当たって』
何やら股のところで何かが当たる。何これと気づくと目の前の食満先輩があたふたし、一気に顔が沸騰している。
「名前違う!これは!!!」
食満先輩のお顔がこわばり真っ赤にして違うと。首を振り必死に私をどかそうとするが漆喰で離れる事ができない。
まさかこれって食満先輩の…… 。
想像すると顔から火が吹き出る。
「頼む……軽蔑してくれ。」
『食満先輩……』
私の様子に気付いた先輩が両手で顔を覆い、耳先まで茹蛸のように赤く染まっている。
『すまん……気持ち悪いだろ…』
食満先輩の掠れた小さな声。
顔を逸らしている食満先輩の様子に心の奥底からじぃんと温かい物で満たされていく。
だって私に反応してくれているって事はその先も期待していいのだろう。
『……軽蔑しませんよ。』
「……俺は今心底恥ずかしい。」
目の前には先程までの頼れる先輩は居ない。そこにはいじらしくて可愛らしい反応の食満先輩が居る。
『食満先輩…』
吸い込まれるように食満先輩の唇に自身の唇を合わせる。茹蛸のように真っ赤になった先輩が大きく目を開き、膨張した物が更に硬度を増す。反応が可愛らしく、何をいっても今の食満先輩は可愛く見える。
『んっ…』
「何を…」
目を見開いたままの食満先輩の口から唇を離す。
思わず口吸いをしてしまった。でも引き返せない。
『私でよければ……そのっ……お相手を……。』
自身の言葉に羞恥の想いが全身に漲る。