劇場版ドクタケ忍者隊最強の軍師
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後日談①
あの後、実は裏では卒業した若王寺先輩と桜木先輩が利吉さんと行動を共にし雑渡さんと戦った事が分かった。
忍術学園に戻る時に二人の先輩方と合流でき、五六年生と共に学園を卒業してからの活躍振りや今回の件を聞く事ができた。
『若王寺先輩、桜木先輩。お久しぶりです。』
「名前も久しぶりだな。」
「元気にしていたか?」
『はい。先輩方も随分ご活躍しているみたいで。』
図書委員長であった若王寺先輩に体育委員会だった桜木先輩。
忍たまの先輩方だがくのたまの私とは委員会の補佐の時に随分お世話になったものだ。
また先輩方も数少ないくのたまの後輩だからか随分優しくして下さり、その恩恵は忘れていない。
五、六年生達が桜木先輩と話し込んでいると若王寺先輩が話かけてくる。
「なぁ、名前。お前、留三郎と恋仲なのか?」
『えっ…いきなりなんでしょか?』
「やっぱりそうか。いやお前が俺の隣に居る時な、隠し切れてない留三郎の嫉妬を感じてな。」
確かに若王寺先輩の話を聞く時、五六年生全員が彼らを囲い込むようにしていた為いつの間にか先輩の隣にいるようになった。そこでまさか留三郎が先輩に嫉妬の目をやるとは。その様子に照れて笑ってしまう。
『はい。留三郎とは恋仲です。』
「くあっ〜〜〜!やっぱりそうか!」
若王寺先輩が顔に手をやり、盛大な大声を出すと桜木先輩と先輩を囲っていた五六年生達が顔を覗かせる。
「どうした若王寺?」
「桜木。やっぱり名前の奴、留三郎とできているらしい。」
「えっ!それ本当か?」
桜木先輩からも同じ事を聞かれるが事が大きくなり皆んなの視線が私に集中する。恥ずかしくなり小袖の袖で口元を隠し、返答に困っていると留三郎が前に出てくる。
「そうです。俺と名前は恋仲です。」
『と、留三郎。』
留三郎の逞しい腕に逃げられぬよう腰を引き寄せられ、留三郎が恥ずかしげもなく堂々と宣言する。
先輩方に見せつけるような行動に顔の赤面が止まらない。
周囲の五年生達からは冷やかし、六年生は呆れた目で見ている。
『ちょっと留三郎……駄目よ。』
「ほー、一丁前に見せつけるなぁ。」
「くっそー!遅かったか!」
「若王寺の奴、名前の事好きだったもんな。」
「えっ、それは本当ですか?」
「あぁ。でもな、稼げない男は駄目だと言って迎えに行かなかったらこの有り様だ。」
「……まさか留三郎に掻っ攫われると思っていなかったがな。」
若王寺先輩が桜木先輩の肩に項垂れている。
肝心の留三郎は誇らしげな顔をしており私の腰を支える腕を解かない。
『でも先輩方にはくのたまの先輩方がいた筈です。だって懇意にしていましたよね?』
私の言葉に若王寺先輩、桜木先輩がゲッと舌を出し苦い顔をする。
「名前、あいつらが俺らにどんな事をしてたか知らないんだな。」
「あいつらこそ恐ろしいくの一だったよ……」
話によれば卒業間近までくのたまの先輩方は先輩方に悪戯と兼ねてかなりギリギリな際どい事をしていたらしい。
それはもう低学年のような落とし穴に落としてたりなど生優しいものではない。
実習中、登っている崖から敵に襲われた事を想定してと蹴落とされたり、毒耐性をつける為に致死量すれすれの毒を盛られたりなど悪戯が増していたらしい。
『ふふっ、私には優しい先輩方でしたが。』
「それはお前が可愛い後輩だったからな。俺達に手を出すなと凄かった。」
目をギラつかせながら武器を持って脅しをかける先輩方が想像つく。
確かに忍たまにはあたりが強かったが私には強くて頼れるお姉様達だった。
今頃くの一として元気にされているだろうか。
「留三郎が嫌になったら俺の所に来い。大歓迎だ。」
「先輩。俺の前で堂々と宣言されるのは不快ですね。」
「なら力尽くでやるか?」
「やめろやめろ。」
「留三郎。ムキにならないの。」
皆んなで二人の間に仲裁に入る。
ようやく土井先生の件が終わったのにまた小難しい事が始まったら面倒だ。
『留三郎。先輩に喧嘩売らない。』
「だが……」
私の言葉にしゅんとしおらしくなる留三郎。
その後、話を終えた先輩方と別れる。また生きて会えたら嬉しい事はない。
姿が見えなくなるまでお辞儀をし顔を上げる。
『でも雑渡さんと関わっていたとはね。』
「大事に至らなくて良かった。」
雑渡さんが仮に土井先生を仕留めたとしてもあの人は一人で憎悪や怒りを受け入れるだろう。自分を犠牲にしてでも。
だが伊作との会話に納得していない人物が一人居た。
「名前。今回お前は危ない橋を渡りすぎだ。」
『留三郎。』
「少しは自分の身を案じろ。」
『でも、私がくの一になったらそんな事言ってられないわよ。』
「ぐっ…!」
留三郎に意地悪よく言うと痛い所を刺されたように留三郎が顔をしかめる。
私の事を心配して言っているみたいだがこの世では通用しない。今回の件だってそうだ。
『でも…』
留三郎の首に腕を回す。
『私の帰る場所はここよ。』
貴方がいれば私は死なない。
手足をもがれようが、舌や眼球をくり抜かれようが仮に死んでも留三郎の所に帰る。
言葉に出したら重みはあるがそれ故に留三郎の存在は私に欠かせない大事な人。
決して口には出さないが貴方が思ってる以上に私は惚れ込んでいるのだから。
『だから色々覚悟しててね。』
耳元に囁けば耳元までぽっと赤くする留三郎に気を良くする私だった。
_________________________
(……完全にあいつらの独壇場だな)
(見てる僕らが照れるよほんと)
(仲良いよな留三郎達は!)
(邪魔しない………モソッ……)
(お前ら、あんな体たらくにはなるなよ)
(聞こえてるぞ文次郎!)
(事実だろ!バーカ!)
(喧嘩はやめて留三郎)
(あんなって……)
(……中々先輩方のような方達はいないような気が)
(でも……)
((羨ましい))
あの後、実は裏では卒業した若王寺先輩と桜木先輩が利吉さんと行動を共にし雑渡さんと戦った事が分かった。
忍術学園に戻る時に二人の先輩方と合流でき、五六年生と共に学園を卒業してからの活躍振りや今回の件を聞く事ができた。
『若王寺先輩、桜木先輩。お久しぶりです。』
「名前も久しぶりだな。」
「元気にしていたか?」
『はい。先輩方も随分ご活躍しているみたいで。』
図書委員長であった若王寺先輩に体育委員会だった桜木先輩。
忍たまの先輩方だがくのたまの私とは委員会の補佐の時に随分お世話になったものだ。
また先輩方も数少ないくのたまの後輩だからか随分優しくして下さり、その恩恵は忘れていない。
五、六年生達が桜木先輩と話し込んでいると若王寺先輩が話かけてくる。
「なぁ、名前。お前、留三郎と恋仲なのか?」
『えっ…いきなりなんでしょか?』
「やっぱりそうか。いやお前が俺の隣に居る時な、隠し切れてない留三郎の嫉妬を感じてな。」
確かに若王寺先輩の話を聞く時、五六年生全員が彼らを囲い込むようにしていた為いつの間にか先輩の隣にいるようになった。そこでまさか留三郎が先輩に嫉妬の目をやるとは。その様子に照れて笑ってしまう。
『はい。留三郎とは恋仲です。』
「くあっ〜〜〜!やっぱりそうか!」
若王寺先輩が顔に手をやり、盛大な大声を出すと桜木先輩と先輩を囲っていた五六年生達が顔を覗かせる。
「どうした若王寺?」
「桜木。やっぱり名前の奴、留三郎とできているらしい。」
「えっ!それ本当か?」
桜木先輩からも同じ事を聞かれるが事が大きくなり皆んなの視線が私に集中する。恥ずかしくなり小袖の袖で口元を隠し、返答に困っていると留三郎が前に出てくる。
「そうです。俺と名前は恋仲です。」
『と、留三郎。』
留三郎の逞しい腕に逃げられぬよう腰を引き寄せられ、留三郎が恥ずかしげもなく堂々と宣言する。
先輩方に見せつけるような行動に顔の赤面が止まらない。
周囲の五年生達からは冷やかし、六年生は呆れた目で見ている。
『ちょっと留三郎……駄目よ。』
「ほー、一丁前に見せつけるなぁ。」
「くっそー!遅かったか!」
「若王寺の奴、名前の事好きだったもんな。」
「えっ、それは本当ですか?」
「あぁ。でもな、稼げない男は駄目だと言って迎えに行かなかったらこの有り様だ。」
「……まさか留三郎に掻っ攫われると思っていなかったがな。」
若王寺先輩が桜木先輩の肩に項垂れている。
肝心の留三郎は誇らしげな顔をしており私の腰を支える腕を解かない。
『でも先輩方にはくのたまの先輩方がいた筈です。だって懇意にしていましたよね?』
私の言葉に若王寺先輩、桜木先輩がゲッと舌を出し苦い顔をする。
「名前、あいつらが俺らにどんな事をしてたか知らないんだな。」
「あいつらこそ恐ろしいくの一だったよ……」
話によれば卒業間近までくのたまの先輩方は先輩方に悪戯と兼ねてかなりギリギリな際どい事をしていたらしい。
それはもう低学年のような落とし穴に落としてたりなど生優しいものではない。
実習中、登っている崖から敵に襲われた事を想定してと蹴落とされたり、毒耐性をつける為に致死量すれすれの毒を盛られたりなど悪戯が増していたらしい。
『ふふっ、私には優しい先輩方でしたが。』
「それはお前が可愛い後輩だったからな。俺達に手を出すなと凄かった。」
目をギラつかせながら武器を持って脅しをかける先輩方が想像つく。
確かに忍たまにはあたりが強かったが私には強くて頼れるお姉様達だった。
今頃くの一として元気にされているだろうか。
「留三郎が嫌になったら俺の所に来い。大歓迎だ。」
「先輩。俺の前で堂々と宣言されるのは不快ですね。」
「なら力尽くでやるか?」
「やめろやめろ。」
「留三郎。ムキにならないの。」
皆んなで二人の間に仲裁に入る。
ようやく土井先生の件が終わったのにまた小難しい事が始まったら面倒だ。
『留三郎。先輩に喧嘩売らない。』
「だが……」
私の言葉にしゅんとしおらしくなる留三郎。
その後、話を終えた先輩方と別れる。また生きて会えたら嬉しい事はない。
姿が見えなくなるまでお辞儀をし顔を上げる。
『でも雑渡さんと関わっていたとはね。』
「大事に至らなくて良かった。」
雑渡さんが仮に土井先生を仕留めたとしてもあの人は一人で憎悪や怒りを受け入れるだろう。自分を犠牲にしてでも。
だが伊作との会話に納得していない人物が一人居た。
「名前。今回お前は危ない橋を渡りすぎだ。」
『留三郎。』
「少しは自分の身を案じろ。」
『でも、私がくの一になったらそんな事言ってられないわよ。』
「ぐっ…!」
留三郎に意地悪よく言うと痛い所を刺されたように留三郎が顔をしかめる。
私の事を心配して言っているみたいだがこの世では通用しない。今回の件だってそうだ。
『でも…』
留三郎の首に腕を回す。
『私の帰る場所はここよ。』
貴方がいれば私は死なない。
手足をもがれようが、舌や眼球をくり抜かれようが仮に死んでも留三郎の所に帰る。
言葉に出したら重みはあるがそれ故に留三郎の存在は私に欠かせない大事な人。
決して口には出さないが貴方が思ってる以上に私は惚れ込んでいるのだから。
『だから色々覚悟しててね。』
耳元に囁けば耳元までぽっと赤くする留三郎に気を良くする私だった。
_________________________
(……完全にあいつらの独壇場だな)
(見てる僕らが照れるよほんと)
(仲良いよな留三郎達は!)
(邪魔しない………モソッ……)
(お前ら、あんな体たらくにはなるなよ)
(聞こえてるぞ文次郎!)
(事実だろ!バーカ!)
(喧嘩はやめて留三郎)
(あんなって……)
(……中々先輩方のような方達はいないような気が)
(でも……)
((羨ましい))