劇場版ドクタケ忍者隊最強の軍師
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夜明け
自室に近づく人の気配を察し、目を覚める。
只ならぬ雰囲気を感じ取り襖を見つめる。気配は襖の前で止まるとシナ先生の声が聞こえる。
「名前さん。貴女に頼みたい事があります。」
シナ先生の雰囲気がいつもより穏やかではない。その様子に重大な事を任されると感じる。
自室の蝋燭に火を灯し、身なりを整え襖を開ける。
『忍務ですか。シナ先生。』
シナ先生が口を開き、事の内容を聞かされる。
土井先生がタソガレドキ忍者の諸泉尊奈門の果たし合い途中に行方不明になったとの事。
この忍務は忍たま六年生も含むくのたま六年の私も対象だ。
忍たまの同級生達は昨日から野外実習で学園内には居ない。
『分かりました。私も六年生達と忍務にあたります。』
「一大事です。宜しくお願いします。」
蝋燭の火を消し暗がりの中、寝巻きから忍び装束に着替える。
彼等は忍務が終わり学園に戻ると今回の内容を知らされた。
実習を終えた彼等と集まり今一度内容を共有する。
仙蔵に文次郎、小平太、長次、伊作、留三郎は皆冷静に捜索の段取りを行う。
「土井先生が尊奈門ごときに負けるなどあり得ん。」
「激しく同意。」
「珍しく意見が合う。」
「もそっ」
「だが先生が戻られないのは事実だ。」
「どこかで動けなくなってたらいけない。」
『急いで取りかかりましょう。』
各自分かれ、所定の場所で行動を始める。
町や街道、農民への聞き取り。
私も町娘に変装し、町人や旅人に話を聞く。
だが思った以上に明確な情報を集める事が出来ない事に不安を覚える。
『土井先生、一体何処へ……』
六年生全員で捜索を行うが容易では無かった。
昼間問わず夜間は単独で行動範囲を広げ捜索を続ける。
しかし人の名前を出しても人々は分かる訳なかった。このままではどんどん時間だけが過ぎ去っていく。
だから途中から尋ね方を変えてみる。
『最近不審な人物を見かけなかったか』と。
だがこの発想が功を奏する。
『それは本当ですか?』
「あぁ、何やら夜中に男達が人を背負って走って行ったみたいだ。」
『ありがとうございます。』
捜索を始め半月に差し掛かる頃、遂に情報を得る事ができた。ようやく掴めた情報だ。急いで皆に伝えないと。
文次郎達との合流を急ぐ。農民を最後まで見送った後、姿を消す。
林の中に入り込み、急いで木々を飛び交う。
早る気持ちを落ち着かせて。
ようやく、ようやくだ。これは確かな情報だ。
特徴的にドクタケ城の忍者隊で間違いない。運ばれていた黒い装束の男も。だが疑問が一つ生じる。
仮に運ばれていた男が土井先生だったら?
何故ドクタケ忍者が土井先生を運んでいたか。
まさか土井先生がドクタケにやられた?そんな訳ない。だがもし土井先生を人質に忍術学園を脅してきたら?あのドクタケだ、油断は出来ない。
『……早く……早く』
まだ林を抜ける事が出来ない。自身の足の速さをここまで疎ましく思うのは初めての事だ。
光が見えた。林を抜けると街道に出て地面に降り立つ。すると付近に人の気配がし、声が聞こえてくる。
不審に思い聞き耳を立てると留三郎と文次郎の声が聞こえる。
「なんだと文次郎!」
「黙ってろ留三郎!」
二人の怒号だ。声の方向に駆けるとそこには文次郎に留三郎が突っかかっていく姿があった。
何度も見慣れている筈の二人の喧嘩だがその雰囲気はいつもより凄みがある。
『……どうしたの。』
茂みから姿を現し、六人の前に出ると喧嘩している二人と留三郎を止めている伊作以外が構えていた。
「名前!」
『二人とも冷静に………じゃないわね。』
伊作が私を捉える。留三郎と文次郎も私に視線を向けるが文次郎は気まずそうに視線を落としている。
留三郎の顔は怒りの中に悲しいような、やるせないような表情が垣間見えている。
「名前……」
普段の恋仲の留三郎から見る事の出来ない表情に目を見張る。だが側らの仙蔵達の顔付きも険しい。
訳を聞くと文次郎の考えに留三郎の怒りが爆発したのだ。
伊作と私の制止でようやく留三郎を落ち着かせる事が出来たがその顔は苦悶に満ちている。
『留三郎……』
留三郎の側に寄り袖を掴む。その身体は怒り悲しみで小さく震え、拳を握り締めている。留三郎の怒りはごもっともだ。
自分達の恩師である土井先生の亡き事を想定して探す事は身を切られる思いだ。
だがいつまでも情報が得られなかったら最悪の事も想定する。文次郎や仙蔵の考えも否定出来ない。
留三郎の横を長次が通り過ぎ、その顔は堪えているが歪んでいる。目線の先には文次郎がいる。長次の様子に小平太が仲裁に入る。
だが今は仲間割れを起こしている場合じゃない。
『落ち着いて。情報はあったわ。』
「本当かい!」
『えぇ、確実な情報だわ。』
だが格言できるものではない。
六人の前で得た情報を伝え共有する。
「つまり土井先生をドクタケが連れ去った可能性がある。」
『まだ絶対とは言えないけど。』
「連れて行かれたと思えば、ドクタケ忍者詰所が怪しい。」
「一度探ってみてもいいんじゃないか。」
『それに同意ね。』
文次郎の提案に皆が頷く。目的はドクタケ忍者詰所に侵入し土井先生を連れ帰る。
その為にはドクタケ城内の領土に侵入する事が必要だ。
七人でドクタケ城内の領土内に向かう。
その行動をきり丸に見られていたとはつい知らず。
自室に近づく人の気配を察し、目を覚める。
只ならぬ雰囲気を感じ取り襖を見つめる。気配は襖の前で止まるとシナ先生の声が聞こえる。
「名前さん。貴女に頼みたい事があります。」
シナ先生の雰囲気がいつもより穏やかではない。その様子に重大な事を任されると感じる。
自室の蝋燭に火を灯し、身なりを整え襖を開ける。
『忍務ですか。シナ先生。』
シナ先生が口を開き、事の内容を聞かされる。
土井先生がタソガレドキ忍者の諸泉尊奈門の果たし合い途中に行方不明になったとの事。
この忍務は忍たま六年生も含むくのたま六年の私も対象だ。
忍たまの同級生達は昨日から野外実習で学園内には居ない。
『分かりました。私も六年生達と忍務にあたります。』
「一大事です。宜しくお願いします。」
蝋燭の火を消し暗がりの中、寝巻きから忍び装束に着替える。
彼等は忍務が終わり学園に戻ると今回の内容を知らされた。
実習を終えた彼等と集まり今一度内容を共有する。
仙蔵に文次郎、小平太、長次、伊作、留三郎は皆冷静に捜索の段取りを行う。
「土井先生が尊奈門ごときに負けるなどあり得ん。」
「激しく同意。」
「珍しく意見が合う。」
「もそっ」
「だが先生が戻られないのは事実だ。」
「どこかで動けなくなってたらいけない。」
『急いで取りかかりましょう。』
各自分かれ、所定の場所で行動を始める。
町や街道、農民への聞き取り。
私も町娘に変装し、町人や旅人に話を聞く。
だが思った以上に明確な情報を集める事が出来ない事に不安を覚える。
『土井先生、一体何処へ……』
六年生全員で捜索を行うが容易では無かった。
昼間問わず夜間は単独で行動範囲を広げ捜索を続ける。
しかし人の名前を出しても人々は分かる訳なかった。このままではどんどん時間だけが過ぎ去っていく。
だから途中から尋ね方を変えてみる。
『最近不審な人物を見かけなかったか』と。
だがこの発想が功を奏する。
『それは本当ですか?』
「あぁ、何やら夜中に男達が人を背負って走って行ったみたいだ。」
『ありがとうございます。』
捜索を始め半月に差し掛かる頃、遂に情報を得る事ができた。ようやく掴めた情報だ。急いで皆に伝えないと。
文次郎達との合流を急ぐ。農民を最後まで見送った後、姿を消す。
林の中に入り込み、急いで木々を飛び交う。
早る気持ちを落ち着かせて。
ようやく、ようやくだ。これは確かな情報だ。
特徴的にドクタケ城の忍者隊で間違いない。運ばれていた黒い装束の男も。だが疑問が一つ生じる。
仮に運ばれていた男が土井先生だったら?
何故ドクタケ忍者が土井先生を運んでいたか。
まさか土井先生がドクタケにやられた?そんな訳ない。だがもし土井先生を人質に忍術学園を脅してきたら?あのドクタケだ、油断は出来ない。
『……早く……早く』
まだ林を抜ける事が出来ない。自身の足の速さをここまで疎ましく思うのは初めての事だ。
光が見えた。林を抜けると街道に出て地面に降り立つ。すると付近に人の気配がし、声が聞こえてくる。
不審に思い聞き耳を立てると留三郎と文次郎の声が聞こえる。
「なんだと文次郎!」
「黙ってろ留三郎!」
二人の怒号だ。声の方向に駆けるとそこには文次郎に留三郎が突っかかっていく姿があった。
何度も見慣れている筈の二人の喧嘩だがその雰囲気はいつもより凄みがある。
『……どうしたの。』
茂みから姿を現し、六人の前に出ると喧嘩している二人と留三郎を止めている伊作以外が構えていた。
「名前!」
『二人とも冷静に………じゃないわね。』
伊作が私を捉える。留三郎と文次郎も私に視線を向けるが文次郎は気まずそうに視線を落としている。
留三郎の顔は怒りの中に悲しいような、やるせないような表情が垣間見えている。
「名前……」
普段の恋仲の留三郎から見る事の出来ない表情に目を見張る。だが側らの仙蔵達の顔付きも険しい。
訳を聞くと文次郎の考えに留三郎の怒りが爆発したのだ。
伊作と私の制止でようやく留三郎を落ち着かせる事が出来たがその顔は苦悶に満ちている。
『留三郎……』
留三郎の側に寄り袖を掴む。その身体は怒り悲しみで小さく震え、拳を握り締めている。留三郎の怒りはごもっともだ。
自分達の恩師である土井先生の亡き事を想定して探す事は身を切られる思いだ。
だがいつまでも情報が得られなかったら最悪の事も想定する。文次郎や仙蔵の考えも否定出来ない。
留三郎の横を長次が通り過ぎ、その顔は堪えているが歪んでいる。目線の先には文次郎がいる。長次の様子に小平太が仲裁に入る。
だが今は仲間割れを起こしている場合じゃない。
『落ち着いて。情報はあったわ。』
「本当かい!」
『えぇ、確実な情報だわ。』
だが格言できるものではない。
六人の前で得た情報を伝え共有する。
「つまり土井先生をドクタケが連れ去った可能性がある。」
『まだ絶対とは言えないけど。』
「連れて行かれたと思えば、ドクタケ忍者詰所が怪しい。」
「一度探ってみてもいいんじゃないか。」
『それに同意ね。』
文次郎の提案に皆が頷く。目的はドクタケ忍者詰所に侵入し土井先生を連れ帰る。
その為にはドクタケ城内の領土に侵入する事が必要だ。
七人でドクタケ城内の領土内に向かう。
その行動をきり丸に見られていたとはつい知らず。
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