長編関連(短編・番外編)
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『私と留三郎?』
「そう。下級生の頃、留三郎の事知ってたかなって。」
伊作と医務室で薬草を煎じていると聞かれた。
「前にね、留三郎が昔の名前を知らないって言ってたから。」
『私、留三郎と話した事あるわよ。』
「え!そうなの!」
私の返事に薬草を煎じていた伊作が手を止め、驚いて目を見開く。
『あれは確か、一年生の時だった筈よ。』
「でもなんで留三郎は覚えていないんだろう。」
伊作が不思議そうに首を傾げると昔の事を思い出す。
「おいお前!」
『………』
「無視するなよ!」
『誰。』
「俺は一年は組の食満留三郎だ!」
『………忍たまがくのたまに何の用?』
「お前のせいで同じは組の伊作が寝込んでいるんだ!責任を取れ!」
『騙された方が悪い。』
「なっ、お前!」
『………知らないお前に、お前呼ばわりされるのも不愉快。』
「言ったな!」
『………』
「なら俺と勝負しろ!」
『私、無駄な事はしたくないの。』
「くのたまめ!逃げるな!」
『って感じだったかしら?』
懐かしい記憶にふっと笑みが溢れる。思い出しながら伊作に視線を向けると引きつりながら笑っている。
「君達……仲悪かったの?」
『それが始まりよ。話したのは。』
「そんなんでよく恋仲になれたね。」
『でも仲良くなったのは上級生になってからよ。私も丸くなったわ。』
「あれ?でも出会いが強烈なのになんで留三郎は覚えてないの?」
『………さあ?』
伊作が腕を組み考え込んでいる。
でもね伊作。余計な事は思い出さないで欲しいものよ。
『そんなの大した事ないじゃない。どうでもいいわ。』
「うん……でも、そのー……なんで僕の肩をそんなに強く掴むの?」
『あー、口は災いの元って言うしね。』
_______________________
(留三郎。昔、名前と話した事なかった?)
(そんな事、ある訳ないが。)
(昔話したくのたまの子とかさ。)
(あぁ!一人居たな!お前に毒盛った奴!)
(えっ、それって!)
(あいつあれから見かけないからとっくに辞めてるだろ。)
(へ、へぇー?)
(あの女には名前の爪の垢を煎じて飲んでほしいくらいだった)
(い、言えない。そのくのたまが名前だったなんて)
(伊作、余計な事話してないわよね)
「そう。下級生の頃、留三郎の事知ってたかなって。」
伊作と医務室で薬草を煎じていると聞かれた。
「前にね、留三郎が昔の名前を知らないって言ってたから。」
『私、留三郎と話した事あるわよ。』
「え!そうなの!」
私の返事に薬草を煎じていた伊作が手を止め、驚いて目を見開く。
『あれは確か、一年生の時だった筈よ。』
「でもなんで留三郎は覚えていないんだろう。」
伊作が不思議そうに首を傾げると昔の事を思い出す。
「おいお前!」
『………』
「無視するなよ!」
『誰。』
「俺は一年は組の食満留三郎だ!」
『………忍たまがくのたまに何の用?』
「お前のせいで同じは組の伊作が寝込んでいるんだ!責任を取れ!」
『騙された方が悪い。』
「なっ、お前!」
『………知らないお前に、お前呼ばわりされるのも不愉快。』
「言ったな!」
『………』
「なら俺と勝負しろ!」
『私、無駄な事はしたくないの。』
「くのたまめ!逃げるな!」
『って感じだったかしら?』
懐かしい記憶にふっと笑みが溢れる。思い出しながら伊作に視線を向けると引きつりながら笑っている。
「君達……仲悪かったの?」
『それが始まりよ。話したのは。』
「そんなんでよく恋仲になれたね。」
『でも仲良くなったのは上級生になってからよ。私も丸くなったわ。』
「あれ?でも出会いが強烈なのになんで留三郎は覚えてないの?」
『………さあ?』
伊作が腕を組み考え込んでいる。
でもね伊作。余計な事は思い出さないで欲しいものよ。
『そんなの大した事ないじゃない。どうでもいいわ。』
「うん……でも、そのー……なんで僕の肩をそんなに強く掴むの?」
『あー、口は災いの元って言うしね。』
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(留三郎。昔、名前と話した事なかった?)
(そんな事、ある訳ないが。)
(昔話したくのたまの子とかさ。)
(あぁ!一人居たな!お前に毒盛った奴!)
(えっ、それって!)
(あいつあれから見かけないからとっくに辞めてるだろ。)
(へ、へぇー?)
(あの女には名前の爪の垢を煎じて飲んでほしいくらいだった)
(い、言えない。そのくのたまが名前だったなんて)
(伊作、余計な事話してないわよね)