どうか、また逢いましょう
ユウ
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「フロイド先輩にお話があるんです」
疲れて小エビちゃんの寮のソファに座るオレに申し訳なさそうに話を投げてきた。
「話?んー、いいよ。どうしたの?」
そう返すと、小エビちゃんは嬉しそうなでも、とても泣きそうな顔で震えていた。
「ど、どうしたの小エビち「私、帰ることになったんです」…は?」
今、なんて言ったの?
帰ることになった?
元いた世界に?
「昼間、学園長に呼び出されて…その、帰る方法が見つかった…と」
そう続ける小エビちゃんの声は耳の中で反響して、オレの手がじんわりと熱くなり、手のひらから先にかけてゆっくりと痺れていく感覚がする。
帰るんだ、小エビちゃんは、自分の居た世界に。
(帰らないでって伝える?)
伝えるのは簡単だ、けど
きっと小エビちゃんは泣いて泣いて考えて自分を押し殺して
ここに残ってくれるだろう。
けど、オレは知ってるんだ
小エビちゃんがどれだけ元の世界に恋焦がれていたか
どれだけ家族に会いたいと願っていたか。
「先輩…?」
その声に我に返り小エビちゃんをじっと見つめる。
急に黙り込んで見てきたオレに不思議に首を傾げる。
―――あぁ、本当はずっと居たかったよ。
でもオレは小エビちゃんにも幸せになって欲しいんだよ。
だから、オレ
“いつも通りの気分屋で飽き性なフロイド先輩”になるからね。
「ふーん、あっそぉ、少しつまんなくなるね」
そう笑いながら伝えると、少し泣きそうになりながらも一生懸命笑いながら小エビちゃんは「お世話になりました」なんて頭を下げた。
「どーいたしまして」ってオレも笑いながら返した。
ねぇ、オレ偉いでしょ?
疲れて小エビちゃんの寮のソファに座るオレに申し訳なさそうに話を投げてきた。
「話?んー、いいよ。どうしたの?」
そう返すと、小エビちゃんは嬉しそうなでも、とても泣きそうな顔で震えていた。
「ど、どうしたの小エビち「私、帰ることになったんです」…は?」
今、なんて言ったの?
帰ることになった?
元いた世界に?
「昼間、学園長に呼び出されて…その、帰る方法が見つかった…と」
そう続ける小エビちゃんの声は耳の中で反響して、オレの手がじんわりと熱くなり、手のひらから先にかけてゆっくりと痺れていく感覚がする。
帰るんだ、小エビちゃんは、自分の居た世界に。
(帰らないでって伝える?)
伝えるのは簡単だ、けど
きっと小エビちゃんは泣いて泣いて考えて自分を押し殺して
ここに残ってくれるだろう。
けど、オレは知ってるんだ
小エビちゃんがどれだけ元の世界に恋焦がれていたか
どれだけ家族に会いたいと願っていたか。
「先輩…?」
その声に我に返り小エビちゃんをじっと見つめる。
急に黙り込んで見てきたオレに不思議に首を傾げる。
―――あぁ、本当はずっと居たかったよ。
でもオレは小エビちゃんにも幸せになって欲しいんだよ。
だから、オレ
“いつも通りの気分屋で飽き性なフロイド先輩”になるからね。
「ふーん、あっそぉ、少しつまんなくなるね」
そう笑いながら伝えると、少し泣きそうになりながらも一生懸命笑いながら小エビちゃんは「お世話になりました」なんて頭を下げた。
「どーいたしまして」ってオレも笑いながら返した。
ねぇ、オレ偉いでしょ?
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