どうか、また逢いましょう
ユウ
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どうして忘れていたんだろう
あの困ったように笑う顔も
鈴がなるような綺麗な声も
少し熱を帯びて掴む手も
「最近は随分と大人しいですね、フロイド」
ぼーっと窓の外を眺めていると片割れのジェイドが少し不思議がりながら尋ねてきた。
「んー、なんかそういう気分ってだけぇ」
と気の抜けた返事を不思議がってるジェイドに投げる。
きっと気づいてるのはジェイドだけじゃないけど、最近なんだかぽっかりと空いた様な気分で、何に対してもやる気が出ない。
別に何かが変わった訳じゃない、寧ろいつも通りの日常だった筈、だけど何かが空いた穴は“物足りない”とずっと蠢いていて
それが煩わしくてやる気が出ない、という訳だ。
「まぁ僕としては取り敢えずは授業や仕事に来てくれるだけ有難いんですけどね」
「ジェイドつめたーい」
「おやおや」
そんなやり取りをしているといつの間にかモストロラウンジの営業時間間近だった。
「今日はフロイドおやすみでしたよね?たまには気分転換に歩いてみては如何ですか?」
ずっとこんな所で暇を貪っていると腐ってしまいますよ
なんて悪態もプラスしてオレの顔を覗きこんで来る。
ジェイドのなりの心配の仕方だし、有難いんだけどさ
「腐るのはジェイドの育ててるキノコだけでいいよ」
「なんてことを言うんですか」
あの困ったように笑う顔も
鈴がなるような綺麗な声も
少し熱を帯びて掴む手も
「最近は随分と大人しいですね、フロイド」
ぼーっと窓の外を眺めていると片割れのジェイドが少し不思議がりながら尋ねてきた。
「んー、なんかそういう気分ってだけぇ」
と気の抜けた返事を不思議がってるジェイドに投げる。
きっと気づいてるのはジェイドだけじゃないけど、最近なんだかぽっかりと空いた様な気分で、何に対してもやる気が出ない。
別に何かが変わった訳じゃない、寧ろいつも通りの日常だった筈、だけど何かが空いた穴は“物足りない”とずっと蠢いていて
それが煩わしくてやる気が出ない、という訳だ。
「まぁ僕としては取り敢えずは授業や仕事に来てくれるだけ有難いんですけどね」
「ジェイドつめたーい」
「おやおや」
そんなやり取りをしているといつの間にかモストロラウンジの営業時間間近だった。
「今日はフロイドおやすみでしたよね?たまには気分転換に歩いてみては如何ですか?」
ずっとこんな所で暇を貪っていると腐ってしまいますよ
なんて悪態もプラスしてオレの顔を覗きこんで来る。
ジェイドのなりの心配の仕方だし、有難いんだけどさ
「腐るのはジェイドの育ててるキノコだけでいいよ」
「なんてことを言うんですか」
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