ラーメン食べたい
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その夜、私は夢をみた。
水面の上で、私は小舟を漕いでいる。
その前方には大きな満月が揺れていた。
そちらに向かい、私はゆっくりゆっくり進んだ。
どこに向かっているのかは分からない。
けれど、誰かと会う約束をしているような、それに間に合わないような焦燥感に私はかられてながら、ただただオールを漕いでいた。
後ろを見ると、もう水面は無くなっていて、
気づくと何故か、私も船には乗っていない。
陸についたんだ。
そう思って私はまた焦る。
早くしなくちゃ。
早くしなくちゃ。
しかし、足がもたついて思うように進まない。
満月は、闇夜の上で煌々と輝いている。
“あ!”
私は声を出した。
彼だ。
彼が遠くの方で座り、タバコをふかしている。
彼だったんだ。
会わなくちゃいけないのは、待ち合わせているのは。
そう思い、私は走ろうとする。
けれどまた、上手くはいかない。
その時また、あの歌が流れた。
山青水明幽静静
湖心飄来风悴
行呀行呀 进呀进
それが彼から流れているのか、私の内側が鳴らしているのか、はたまた空からなのか、反響したメロディーが私を包む。
これだけ手足を動かしているのに、
全然彼の元へは近づかない。
早く、早く。
焦る私に彼は気づかず、
立ち上がって歩き始める。
“行かないで”
叫んでも、彼にはそれは届かない。
ああ、行ってしまう。
彼が1人で行ってしまう。