夢か現か
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今日は3限からの登校だったので、余裕があり、洗濯物や今日の夕食の買い物まで済ませてしまった。
我ながら、順調な滑り出しだ。
自分が思う様に日々が動くというのは、一種の快感だな
と感じ、足どり軽く学校に向かう。
同じ様な人、同じ様な会話。
自分がそこに混じることはないが、楽でいい。
変に気を使う必要もないし。
水曜3限の授業は、自分が最も興味のある講義だ。
「哲学心理概論」
将来私は、カウンセラーになりたいと思っていた。
これは、昔からの夢だ。
心理学を専攻しても、自分の様に将来に強い野望を抱いている人は少ないと思っている。
それを証拠に他の生徒は
授業代行、欠席、遅刻。
何の為に学校に通っているというのか。
大教室に着き、1番ボードが見えやすい位置に座る。
ちょうど、三列目ぐらいのところだ。
ルーズリーフやら本やらを
取り出し机に並べる。
ポツポツと人が入ってくる。
しかしその人数は多くはない。
これが試験前となると大盛況になるのだから、ゲンキンなものだと思う。
チャイムが鳴り、授業が始まる。
予想通り。いつも通り。
そのことに私は安心する。
変化があるのは、とても疲れることだ。
「えー。では講義を始めたいと思います。」
程なく授業が始まり、私は集中する。
今日はすこぶる順調だ。
90分授業もあっという間に過ぎていき、残り10分というところで教授が言う。
「えー。次の授業から三ヶ月間学会や、出張が重なり、授業が出来なくなりました。」
そこで、他生徒の感嘆の声が小さく上がる。
「やりぃ、休講?」
「まじかよ。ラッキ。」
なんて声が。
私は反面落胆した。
楽しみにしている授業なのに、休講になってしまっては困る。
それに、
三ヶ月休講なんてあり得るのだろうか。
ざわめきが少し落ち着くと、再び教授は言葉を重ねる。
「ですので、代わりの講師をお呼びして、その方に授業を代行してもらいます。」
よかった。休講は免れた。
安堵する私をよそに、
周りは淀んだ空気が漂う。
お前らなぁ。
でも、本当によかった。
しかし、
私の高まった気持ちは
次の瞬間覆されることになる。
我ながら、順調な滑り出しだ。
自分が思う様に日々が動くというのは、一種の快感だな
と感じ、足どり軽く学校に向かう。
同じ様な人、同じ様な会話。
自分がそこに混じることはないが、楽でいい。
変に気を使う必要もないし。
水曜3限の授業は、自分が最も興味のある講義だ。
「哲学心理概論」
将来私は、カウンセラーになりたいと思っていた。
これは、昔からの夢だ。
心理学を専攻しても、自分の様に将来に強い野望を抱いている人は少ないと思っている。
それを証拠に他の生徒は
授業代行、欠席、遅刻。
何の為に学校に通っているというのか。
大教室に着き、1番ボードが見えやすい位置に座る。
ちょうど、三列目ぐらいのところだ。
ルーズリーフやら本やらを
取り出し机に並べる。
ポツポツと人が入ってくる。
しかしその人数は多くはない。
これが試験前となると大盛況になるのだから、ゲンキンなものだと思う。
チャイムが鳴り、授業が始まる。
予想通り。いつも通り。
そのことに私は安心する。
変化があるのは、とても疲れることだ。
「えー。では講義を始めたいと思います。」
程なく授業が始まり、私は集中する。
今日はすこぶる順調だ。
90分授業もあっという間に過ぎていき、残り10分というところで教授が言う。
「えー。次の授業から三ヶ月間学会や、出張が重なり、授業が出来なくなりました。」
そこで、他生徒の感嘆の声が小さく上がる。
「やりぃ、休講?」
「まじかよ。ラッキ。」
なんて声が。
私は反面落胆した。
楽しみにしている授業なのに、休講になってしまっては困る。
それに、
三ヶ月休講なんてあり得るのだろうか。
ざわめきが少し落ち着くと、再び教授は言葉を重ねる。
「ですので、代わりの講師をお呼びして、その方に授業を代行してもらいます。」
よかった。休講は免れた。
安堵する私をよそに、
周りは淀んだ空気が漂う。
お前らなぁ。
でも、本当によかった。
しかし、
私の高まった気持ちは
次の瞬間覆されることになる。