鍋はあごだしに限る
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「私はー」
それで私は話す。
彼との宿題で出た答えを。
彼の目をちゃんと見て。
もう口実を作って逃げたり恐がったりしない。
巧言令色鮮 なし仁 。
「私は“その人”を愛するように、
私を愛します。」
これが答えだ。
これが一番簡単で、一番難しいこと。
でもそれができればおよそどんなことも恐くなくなる方法だ。
私は今まで、人を恐れ、近づけようとしなかった。
人を尊重するようなフリをして、
実は恐がっていた。
そのもっともっと以前に、
私は私を愛せなかった。
“こんな自分”なんて友人も恋人も、大切な人も作れるはずがないだろうと。
心の隅でずっと思っていた。
“人生生きづらい筈ね”
今なら分かる。
人を愛するのは、自分を愛することだと。
彼も私も、きっとずっとできなかったことなのだ。
会いたい奴に、たとえ一生会えなくても、
いや、会えないからこそ愛していかなければいけないのだ
自分を、相手を、私に関わる全てのことを。
「だから貴方も、
貴方のことを愛してください。」
彼は私を見ている。
不思議とドキドキはしなかった。
もっと何か安心な気持ちだった。
「もう何にもない部屋で、自分を責めたりしないで。」
「通り過ぎなくても、
時間は進んでいくんです。」
「これが私の答えです。」
そう言って、私は彼から離れた。
その瞬間、グーッと腹の虫の鳴き声が部屋から聞こえた。
例によって、自分から発せられた音かと気を張ったが、
どうやらその虫の主は彼らしい。
「生理現象ですもんね?」
私が言うと、彼は私を小突きながら
「‥宿題出したの、お前で正解。」
と笑った。
それで私は話す。
彼との宿題で出た答えを。
彼の目をちゃんと見て。
もう口実を作って逃げたり恐がったりしない。
「私は“その人”を愛するように、
私を愛します。」
これが答えだ。
これが一番簡単で、一番難しいこと。
でもそれができればおよそどんなことも恐くなくなる方法だ。
私は今まで、人を恐れ、近づけようとしなかった。
人を尊重するようなフリをして、
実は恐がっていた。
そのもっともっと以前に、
私は私を愛せなかった。
“こんな自分”なんて友人も恋人も、大切な人も作れるはずがないだろうと。
心の隅でずっと思っていた。
“人生生きづらい筈ね”
今なら分かる。
人を愛するのは、自分を愛することだと。
彼も私も、きっとずっとできなかったことなのだ。
会いたい奴に、たとえ一生会えなくても、
いや、会えないからこそ愛していかなければいけないのだ
自分を、相手を、私に関わる全てのことを。
「だから貴方も、
貴方のことを愛してください。」
彼は私を見ている。
不思議とドキドキはしなかった。
もっと何か安心な気持ちだった。
「もう何にもない部屋で、自分を責めたりしないで。」
「通り過ぎなくても、
時間は進んでいくんです。」
「これが私の答えです。」
そう言って、私は彼から離れた。
その瞬間、グーッと腹の虫の鳴き声が部屋から聞こえた。
例によって、自分から発せられた音かと気を張ったが、
どうやらその虫の主は彼らしい。
「生理現象ですもんね?」
私が言うと、彼は私を小突きながら
「‥宿題出したの、お前で正解。」
と笑った。