camera obscura

【3行日記】脳内丸裸

2026/10/03 22:42

 本好きあるあるだけれど、人様の本棚を見るのが好きだ。自分が普段読まないような作品が並んでいると興味深く思うし、逆に好きな本があると親近感がわいて嬉しくなる。

 「本棚を人に見られることは頭の中を覗かれるようで恥ずかしい」などとよく聞くけれど、確かにな、と思う。

 私の本棚に並ぶタイトルは不穏なものが多い。
 「自殺」「魔女」「拷問」「ネクロフィリア」「エロティシズム」「宗教」……私が殺人を犯したら「犯人はこのような本を読んでおり、この本の影響が……」云々言われそうなラインナップだ。

 知り合いや友人に本棚を見せることに抵抗はないけれど、家族に見せるのはちょっと嫌だ。「こんな変な本あるけど、うちの子大丈夫かしら」などと思われるに違いないから(実際全然大丈夫じゃないけど)。あと単純に恥ずかしいのもある。自作の小説を読まれるのも遠慮したいところだ。
 もっとも、私の家族は私以外、誰も本を読まない人たちなので、私の本棚を見せてもそこまで興味を示さないだろうけれど。でもそれでも本棚を見られるのはなんか嫌だ。

 私がここまで家族に知られるのが嫌なのは身近な存在だからだと思う。自分の核となる部分、純粋に無防備な部分を知られるのが恥ずかしいのだ。

 私が死んだあと、蔵書を家族に見られる可能性があることを考えると蔵書を処分してから死にたいと思ってしまう。ここに書いている日記やエッセイ、個人サイト、小説、手帳に書いてるあれやこれやも。
 私が生きた痕跡をそっくり消してあの世に行けたら、と思う。

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