camera obscura

【3行日記】積読が山ほどあるのに図書館へ行きたくなる現象にそろそろ名前をつけたい

2026/10/01 20:03

 今日は1日読書をしていた。 読んでいたのは図書館から借りた「ブラジル文学傑作短篇集」。

 6人の作家による12編の短編集で、本書はブラジル独立200周年を記念して文化プロジェクトの一環として翻訳出版されたもの。

 ブラジルというとサッカーやリオのカーニバルくらいしかイメージがわかない。我ながらイメージが貧弱すぎる。あと日本とは季節が逆だから、クリスマスが真夏というのも読んでいて不思議な気分になった。
 本自体は面白く読んだ。どの国にあっても人が持つ欲望や愛憎は同じだなあとしみじみ思った。

 ハケウ・ジ・ケイロスの「タンジェリン・ガール」の中に飛行船が出てくるのだけれど、そういえば飛行船はめっきり見かけなくなったなあと思った。私が子供の頃は度々飛行船が飛んでいるのを見た。青空を背景に銀色に輝く船体。
 飛行船はのんびりしていて、のんきな雰囲気があって面白い。実際は物凄いスピードで飛んでいるのだろうが、地上から見ると動きがのろくて、それが随分と優雅に目に映った。飛行船、一度は乗ってみたい乗り物だったのはここだけの話。

 図書館から借りた本があと2冊あるので返却期限までに読了しなければならないのだが、返却に行くとまた何か借りてきてしまうので、図書館のループからなかなか抜け出せない。
 自分でもしこたま本を買って積読が山のようにあるのだけれど(積読100冊は超えてると思う)、なぜか図書館に行きたくなってしまう。
 これ、なんでだろう?と考えてみたのだが、
 ①新着図書が見たい
 ②図書館をぶらぶらして面白そうな本を探したい
 ③そもそも図書館という空間が好き
 ④借りて読んだ方が読書が捗る

 このような理由があるように思う。
 私の場合、基本的に②と③が強い気がする。④は返却期限があるのでそれに追われて本を読むので読書が捗るという意味だ。
 欲しい本は買うけれど、いつでも読める安心感から積読しがちだ(じゃあ借りて読めばいいじゃんってなりそうだが、やっぱり本好きとしては好きな本を所有していたい)。

 図書館は10代の頃から私の避難所だった。実家には私だけの部屋というものがなかったので、ひとりになりたい時はいつも図書館に行っていた。図書館は家族の中に居場所がない私のことを静かに受け入れてくれた。図書館は私にとってたくさんの物語と知識を与えてくれるところでもあり、安息の地、拠り所でもあったのだ。

 私にとって図書館は大事な場所ではあったけれど、大人になってひとり暮らしをするようになってからはあまり利用しなくなった。しばらくはごくたまに行く場所だったが、去年から頻繁に利用するようになった。私が読みたい海外文学いっぱい置いてあるじゃん!と発見したからだ。
 今では月に数回、電車に乗って通っている。
 今月もたくさん図書館に行こう。

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