camera obscura

【3行日記】9月24日、深夜2時4分

2026/09/24 02:29

 夜中は好きだ。特に雨が降る深夜は。皆、寝静まっている中に雨音が静かに響くと更に夜が深くなる気がする。ひたひたと雨音が鼓膜を叩いて眠りを誘う。
 雨、雨、雨。
 雨が次の季節を連れてくる。
 まだ少し暑い日もあるけれど、大分秋らしい空気になってきたように感じる。
 秋は好きだ。夜が長くなる。夜は安息の時間だ。
 先日の大雨のせいで近所にある金木犀の花が半分くらい散ってしまったのが惜しい。
 金木犀の花は驚くほど小さいのに、あれほどの香気を放つのは少し不思議な気がしている。鮮やかな橙色の小さな花群れが濃い緑の葉の中に夥しく花開いている様は夜でも目に付く。まるで小さな灯みたいだ。
 外は雨。
 またこの秋雨で金木犀の花が散ってしまうと思うと残念でならない。

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