【Gakuto Haruka】 In Every Note, You
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楽翔はすみれを東京の我が家ーーJAXX/JAXXの家へ連れていった。
「いらっしゃい、すみれさん」
「がっくんに連れ回されて疲れたやろ〜?」
「実は……ちょっと」
「ええ〜!言ってよ!」
「うちでゆっくりしていって。ご飯も、用意してるから」
玄関で奏太と潤がにぎやかに出迎えてくれ、すみれの緊張が少しほどける。そこへ奥の扉からほまれが顔を出した。
「みんな、そんなところで立ち話してないで早く上がって手洗っておいで。洗面所は……楽翔、案内してあげて」
「りょーかい!すーちゃん、こっちね!」
何か手伝おうとすれば「お客さんなんだから座ってて」とほまれが柔らかく言う。食卓で待たせてもらっている間も奏太が気さくに話しかけてくれる。そんな「お兄さんたち」の気遣いに、すみれは心が温かくなった。
やがて「いただきます!」と声をそろえる。
美味しい?と聞く一澄、そっと肉をすみれの取り皿に追加する潤。それを見てもっと肉を盛ろうとする楽翔をみんなで制止して……
すみれは彼らとわいわいと鍋を囲んだ。
(がっくんは、こんなに温かい人たちに囲まれてるんだ……)
地元を離れ、1人で東京へと渡った楽翔が、今じゃ家族みたいな仲間と一緒に毎日を過ごしている。それを知ることができただけで、すみれは安心することができた。
「すみれちゃん、せっかくだしどこか行きたい場所とかは?予定が合えば案内しようか」
一澄が穏やかに尋ねてくれる。
「えっと……実は、特に決めてなくて……」
「え、決めてないん?」
奏太が思わず声を上げた。
「東京観光とかじゃなく?」
「……はい。今回は、その……がっくんに会いに来ただけなので」
静まり返る食卓。
みんなの箸がぴたりと止まった。
「……え、ほんとに?」
ここまで穏やかに聞いていたほまれまでが目を丸くする。
「浅草とか、原宿とかさ、いろいろあるやん!?ほんまにがっくんのためだけに!?」
「……すごいね」
「すーちゃん、マジ……!?」
戸惑うJAXX/JAXXのメンバーの中でも、一際驚いた声を上げたのは、他でもない楽翔だった。
「う、うん……」
小さくうなずくと、楽翔は言葉を失ったように黙り込み――けれど、視線はすみれから離れなかった。
奏太やほまれが「2人はすごく仲良しなんだね」と言ってくれる。すみれの心がズキン、と痛む。
楽翔に会うためだけに東京に来たことは間違いない。けれど、その真意はケジメをつけてお別れをするため、なんて。
(……とても、言える雰囲気じゃないなあ)
すみれはぎこちなくならないように、努めて笑顔を浮かべた。
「いらっしゃい、すみれさん」
「がっくんに連れ回されて疲れたやろ〜?」
「実は……ちょっと」
「ええ〜!言ってよ!」
「うちでゆっくりしていって。ご飯も、用意してるから」
玄関で奏太と潤がにぎやかに出迎えてくれ、すみれの緊張が少しほどける。そこへ奥の扉からほまれが顔を出した。
「みんな、そんなところで立ち話してないで早く上がって手洗っておいで。洗面所は……楽翔、案内してあげて」
「りょーかい!すーちゃん、こっちね!」
何か手伝おうとすれば「お客さんなんだから座ってて」とほまれが柔らかく言う。食卓で待たせてもらっている間も奏太が気さくに話しかけてくれる。そんな「お兄さんたち」の気遣いに、すみれは心が温かくなった。
やがて「いただきます!」と声をそろえる。
美味しい?と聞く一澄、そっと肉をすみれの取り皿に追加する潤。それを見てもっと肉を盛ろうとする楽翔をみんなで制止して……
すみれは彼らとわいわいと鍋を囲んだ。
(がっくんは、こんなに温かい人たちに囲まれてるんだ……)
地元を離れ、1人で東京へと渡った楽翔が、今じゃ家族みたいな仲間と一緒に毎日を過ごしている。それを知ることができただけで、すみれは安心することができた。
「すみれちゃん、せっかくだしどこか行きたい場所とかは?予定が合えば案内しようか」
一澄が穏やかに尋ねてくれる。
「えっと……実は、特に決めてなくて……」
「え、決めてないん?」
奏太が思わず声を上げた。
「東京観光とかじゃなく?」
「……はい。今回は、その……がっくんに会いに来ただけなので」
静まり返る食卓。
みんなの箸がぴたりと止まった。
「……え、ほんとに?」
ここまで穏やかに聞いていたほまれまでが目を丸くする。
「浅草とか、原宿とかさ、いろいろあるやん!?ほんまにがっくんのためだけに!?」
「……すごいね」
「すーちゃん、マジ……!?」
戸惑うJAXX/JAXXのメンバーの中でも、一際驚いた声を上げたのは、他でもない楽翔だった。
「う、うん……」
小さくうなずくと、楽翔は言葉を失ったように黙り込み――けれど、視線はすみれから離れなかった。
奏太やほまれが「2人はすごく仲良しなんだね」と言ってくれる。すみれの心がズキン、と痛む。
楽翔に会うためだけに東京に来たことは間違いない。けれど、その真意はケジメをつけてお別れをするため、なんて。
(……とても、言える雰囲気じゃないなあ)
すみれはぎこちなくならないように、努めて笑顔を浮かべた。