【Gakuto Haruka】 In Every Note, You
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そのメッセージを見たのは、楽屋での短い休憩時間だった。
「――す、すみれが!」
楽翔はガタン!と大きな音を立てて椅子を倒し、思わず立ち上がった。
驚くメンバーたちにスマホを見せる。
画面にはたった一行。
『実は今、東京にいます』
「すーちゃんが……今、東京にいるって!」
一方その頃、すみれはホテルへ向かう足を止めていた。
軽い気持ちで送ったメッセージに、楽翔からは驚きや疑問の言葉もなく、ただ「そこにいて」とだけ返ってきた。
「……これは、本当に来るやつだ」
思わず苦笑しながらも、胸の鼓動は早まっていく。
駅前の人混みの中で、楽翔は必死に彼女を探した。
こんな東京の真ん中に、すみれがいる――その事実がまだ信じられない。
けれど、見慣れた姿はすぐに目に入った。
小さなキャリーを引いて、不安そうに立ち尽くしている。
(すーちゃん……!)
気づけば、足が勝手に駆け出していた。
「がっくん……!久しぶりだね。びっくりした?」
そう言って笑おうとしたすみれを、楽翔は衝動のまま抱きしめていた。
「わっ、え、ええ!?なんで!?」
「わかんない……わかんないけど!ぎゅってしたいって思って……!」
「な、なんでがっくんが分かんないの……!?」
慌てて身体を離すと、互いに言葉を失う。
転がったキャリーを追いかけるすみれが、小さな声で言った。
「……と、とにかく、移動しよっか」
そして――。
「で、事務所に連れてきたってわけ?」
苦い顔をする晴美に、椿も腕を組んでため息をつく。
「立ち入り禁止とは言わないけど、外の人をそう簡単に連れてくるのは……」
「ご、ご迷惑なら帰ります!」
居たたまれず頭を下げたすみれに、階段の上から声がした。
「楽翔、お客さん?」
顔を出したのは凛と真音だった。
「……はっ!もしかして、『すーちゃん』!?」
凛が一気に駆け降り、真音も続く。
「凛、真音!紹介する!俺の幼馴染みの、すーちゃん!」
「桧垣すみれです……楽翔がいつもお世話になってます」
「わあ、本物だ!」
「それはこちらの台詞ですよ……!」
「いつも楽翔の話に出てくるからね。こうして会えるなんて」
「遠くから楽翔を支えてくれてありがとう」
あのAnelaにそう言われて、すみれは返す言葉に困ってしまう。
やがてレッスンを終えたPROTOSTARの面々も現れ、ざわめきは広がった。
「……本物の『すーちゃん』さんだ……!」
気づけば、すみれは自分の知らないところで「JAXX/JAXXのすーちゃん」として有名になっていたのだ。
――胸の奥がじんわりと熱くなる。
彼の世界がどんどん広がっていくことを実感すると同時に、その一角に自分が確かにいることを、今は少しだけ信じられた。
「――す、すみれが!」
楽翔はガタン!と大きな音を立てて椅子を倒し、思わず立ち上がった。
驚くメンバーたちにスマホを見せる。
画面にはたった一行。
『実は今、東京にいます』
「すーちゃんが……今、東京にいるって!」
一方その頃、すみれはホテルへ向かう足を止めていた。
軽い気持ちで送ったメッセージに、楽翔からは驚きや疑問の言葉もなく、ただ「そこにいて」とだけ返ってきた。
「……これは、本当に来るやつだ」
思わず苦笑しながらも、胸の鼓動は早まっていく。
駅前の人混みの中で、楽翔は必死に彼女を探した。
こんな東京の真ん中に、すみれがいる――その事実がまだ信じられない。
けれど、見慣れた姿はすぐに目に入った。
小さなキャリーを引いて、不安そうに立ち尽くしている。
(すーちゃん……!)
気づけば、足が勝手に駆け出していた。
「がっくん……!久しぶりだね。びっくりした?」
そう言って笑おうとしたすみれを、楽翔は衝動のまま抱きしめていた。
「わっ、え、ええ!?なんで!?」
「わかんない……わかんないけど!ぎゅってしたいって思って……!」
「な、なんでがっくんが分かんないの……!?」
慌てて身体を離すと、互いに言葉を失う。
転がったキャリーを追いかけるすみれが、小さな声で言った。
「……と、とにかく、移動しよっか」
そして――。
「で、事務所に連れてきたってわけ?」
苦い顔をする晴美に、椿も腕を組んでため息をつく。
「立ち入り禁止とは言わないけど、外の人をそう簡単に連れてくるのは……」
「ご、ご迷惑なら帰ります!」
居たたまれず頭を下げたすみれに、階段の上から声がした。
「楽翔、お客さん?」
顔を出したのは凛と真音だった。
「……はっ!もしかして、『すーちゃん』!?」
凛が一気に駆け降り、真音も続く。
「凛、真音!紹介する!俺の幼馴染みの、すーちゃん!」
「桧垣すみれです……楽翔がいつもお世話になってます」
「わあ、本物だ!」
「それはこちらの台詞ですよ……!」
「いつも楽翔の話に出てくるからね。こうして会えるなんて」
「遠くから楽翔を支えてくれてありがとう」
あのAnelaにそう言われて、すみれは返す言葉に困ってしまう。
やがてレッスンを終えたPROTOSTARの面々も現れ、ざわめきは広がった。
「……本物の『すーちゃん』さんだ……!」
気づけば、すみれは自分の知らないところで「JAXX/JAXXのすーちゃん」として有名になっていたのだ。
――胸の奥がじんわりと熱くなる。
彼の世界がどんどん広がっていくことを実感すると同時に、その一角に自分が確かにいることを、今は少しだけ信じられた。