【Daiki Takao】 Beside Me, Her
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数日後。
補習が終わり、教室に残っているのは、やはり二人だけだった。
「……また残ってんのか」
大毅が、机にノートを広げる陽葵に声をかける。
陽葵は顔を上げ、少し間を置いてから静かに言った。
「高尾くん、この前のこと……」
大毅の胸が、強く跳ねる。
――やっぱり来たか。
「びっくりしたけど……それからずっと考えてて」
陽葵はノートの端をもじもじといじりながら、視線を落とす。
教室に静けさが満ちていた。
指先が机の上でわずかに動く。陽葵が口を開く。
「……でもさ。高尾くんはアイドルで、私はただのクラスメイトで。そういうのって……やっぱり、よくないんじゃないかなって」
言葉はかすかに震えていた。
迷いが、大毅にもはっきり伝わる。
大毅は一度息を整え、真っすぐに陽葵を見つめる。
「俺はこの仕事にプライド持ってる。ファンの前で手ぇ抜いたことなんて一度もないし、これからもない」
少し間を置き、低く、言葉を確かに重ねる。
「お前と付き合ったからってパフォーマンスが落ちるなんて、絶対にない。そうならない自信がある」
陽葵の目が、驚きで大きく見開かれる。
大毅は続ける。
「だから――あとはお前の気持ちだけだ。俺のこと、どう思うか。それだけでいい」
胸の奥に、熱いものが込み上げる。
大毅は視線を押し隠すように落とす。
けれど陽葵の胸には、確かにその言葉が響いていた。
陽葵は、ぎゅっとスカートの裾を握りしめる。
ずっと迷っていた。
でも――大毅の言葉で、心のどこかで怖がっていたものが、すっと溶けていく。
「……私ね」
声は小さく震えていたが、その目は真剣だった。
「最初は、クラスメイトとして『ちゃんと学校に来られない高尾くんをフォローしなきゃ』って思ってただけなの。……でも、気づいたら、放っておけなくて。目で追っちゃってて。……特別に、なってて」
大毅の胸が熱くなる。
その言葉を待っていたはずなのに、聞くと息が詰まるほどだった。
陽葵は頬を赤らめ、少し視線を落とす。
「だから……よくないかも、って思っても、それでも……高尾くんが、好き」
教室の窓から射し込む夕陽が、二人を柔らかく照らす。
大毅は、言葉にできない想いを抑えきれずに、自然に笑った。
「……そう言ってくれんなら、もうそれだけで十分だ」
机越しに交わされた視線。
確かに、同じ気持ちが映し出されていた。
補習が終わり、教室に残っているのは、やはり二人だけだった。
「……また残ってんのか」
大毅が、机にノートを広げる陽葵に声をかける。
陽葵は顔を上げ、少し間を置いてから静かに言った。
「高尾くん、この前のこと……」
大毅の胸が、強く跳ねる。
――やっぱり来たか。
「びっくりしたけど……それからずっと考えてて」
陽葵はノートの端をもじもじといじりながら、視線を落とす。
教室に静けさが満ちていた。
指先が机の上でわずかに動く。陽葵が口を開く。
「……でもさ。高尾くんはアイドルで、私はただのクラスメイトで。そういうのって……やっぱり、よくないんじゃないかなって」
言葉はかすかに震えていた。
迷いが、大毅にもはっきり伝わる。
大毅は一度息を整え、真っすぐに陽葵を見つめる。
「俺はこの仕事にプライド持ってる。ファンの前で手ぇ抜いたことなんて一度もないし、これからもない」
少し間を置き、低く、言葉を確かに重ねる。
「お前と付き合ったからってパフォーマンスが落ちるなんて、絶対にない。そうならない自信がある」
陽葵の目が、驚きで大きく見開かれる。
大毅は続ける。
「だから――あとはお前の気持ちだけだ。俺のこと、どう思うか。それだけでいい」
胸の奥に、熱いものが込み上げる。
大毅は視線を押し隠すように落とす。
けれど陽葵の胸には、確かにその言葉が響いていた。
陽葵は、ぎゅっとスカートの裾を握りしめる。
ずっと迷っていた。
でも――大毅の言葉で、心のどこかで怖がっていたものが、すっと溶けていく。
「……私ね」
声は小さく震えていたが、その目は真剣だった。
「最初は、クラスメイトとして『ちゃんと学校に来られない高尾くんをフォローしなきゃ』って思ってただけなの。……でも、気づいたら、放っておけなくて。目で追っちゃってて。……特別に、なってて」
大毅の胸が熱くなる。
その言葉を待っていたはずなのに、聞くと息が詰まるほどだった。
陽葵は頬を赤らめ、少し視線を落とす。
「だから……よくないかも、って思っても、それでも……高尾くんが、好き」
教室の窓から射し込む夕陽が、二人を柔らかく照らす。
大毅は、言葉にできない想いを抑えきれずに、自然に笑った。
「……そう言ってくれんなら、もうそれだけで十分だ」
机越しに交わされた視線。
確かに、同じ気持ちが映し出されていた。