離さない
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
急に開いたドアと聞き覚えのある声に私は何も声が出なかった。
「俺が呼んだんだ。」
隣でクロサー君はおかしそうに笑っている。
「アニやん、なんでここにいると?」
グリグリとやらも驚いたのだろう。
開いた口が塞がらないようだ。
そんな事お構い無しに彼は私の腕を引っ張り肩を抱き寄せて言った。
「こいつは俺のだ。お前みたいなエロ魔神になびく訳ねーだろ。バーカ。」
「クロサー、連絡ありがとな。後は頼んだぞ。」
そう言って部屋を後にした。
彼は何も言わない。何も聞かない。
無言で歩き続けて着いた先は彼の家だった。
それでもまだ黙って私を自分の部屋へと連れていく。
部屋に入ると同時に私は唇を塞がれた。
彼は器用に後ろ手でドアを締める。
「んっ、ちょっ、まっ」
酸素を求めて開いた口内に容赦なく彼の舌は入り込む。
そして私の舌を捕まえようと必至に口内をかき回す。
ようやく離れた頃お互いの息は上がっていた。
「ちょっ、秀吉。どうしたの?」
なおも黙ったままの秀吉に私は聞く。
「……いのか?」
「え?秀吉。声小さくて聞こえない。」
「だから、お前は俺のもんじゃないのか?」
彼の口から出た言葉は意外なものだった。
それでも彼の目は真剣だ。
「お前は俺のもんだ。
他の誰にも渡しはしねー。
お前が俺の事を好きじゃねーなら、もう一度好きにさせてやる。」
普段口数が少ない秀吉にビックリした私はただ呆然と彼を見つめる。
そして私は返事の代わりに彼の唇を自分のそれで塞いだ。
彼の不安がなくなるように。
彼が安心できるように。
私の気持ちが彼に届くように。
「お前は誰のもんだ?」
なおも聞く秀吉を私はベッドに押し倒した。
「確かめてみる?」
「ふっ、悪くねーな。」
素直じゃない私達は言葉には出来ない想いをお互いにぶつけ、そして激しく求め合った。
何度も、何度も。
隣で寝ている彼の顔はとても狂犬とは思えない。
まるで子供だ。
さっきまでは確かに男を感じていたのに。
無邪気に眠る彼の耳元に私はこう囁いた。
「秀吉、あなたは私のもの。絶対に離さない」
そして眠りについた。
彼の口元が微かに笑ったのは誰も知らない。
「俺が呼んだんだ。」
隣でクロサー君はおかしそうに笑っている。
「アニやん、なんでここにいると?」
グリグリとやらも驚いたのだろう。
開いた口が塞がらないようだ。
そんな事お構い無しに彼は私の腕を引っ張り肩を抱き寄せて言った。
「こいつは俺のだ。お前みたいなエロ魔神になびく訳ねーだろ。バーカ。」
「クロサー、連絡ありがとな。後は頼んだぞ。」
そう言って部屋を後にした。
彼は何も言わない。何も聞かない。
無言で歩き続けて着いた先は彼の家だった。
それでもまだ黙って私を自分の部屋へと連れていく。
部屋に入ると同時に私は唇を塞がれた。
彼は器用に後ろ手でドアを締める。
「んっ、ちょっ、まっ」
酸素を求めて開いた口内に容赦なく彼の舌は入り込む。
そして私の舌を捕まえようと必至に口内をかき回す。
ようやく離れた頃お互いの息は上がっていた。
「ちょっ、秀吉。どうしたの?」
なおも黙ったままの秀吉に私は聞く。
「……いのか?」
「え?秀吉。声小さくて聞こえない。」
「だから、お前は俺のもんじゃないのか?」
彼の口から出た言葉は意外なものだった。
それでも彼の目は真剣だ。
「お前は俺のもんだ。
他の誰にも渡しはしねー。
お前が俺の事を好きじゃねーなら、もう一度好きにさせてやる。」
普段口数が少ない秀吉にビックリした私はただ呆然と彼を見つめる。
そして私は返事の代わりに彼の唇を自分のそれで塞いだ。
彼の不安がなくなるように。
彼が安心できるように。
私の気持ちが彼に届くように。
「お前は誰のもんだ?」
なおも聞く秀吉を私はベッドに押し倒した。
「確かめてみる?」
「ふっ、悪くねーな。」
素直じゃない私達は言葉には出来ない想いをお互いにぶつけ、そして激しく求め合った。
何度も、何度も。
隣で寝ている彼の顔はとても狂犬とは思えない。
まるで子供だ。
さっきまでは確かに男を感じていたのに。
無邪気に眠る彼の耳元に私はこう囁いた。
「秀吉、あなたは私のもの。絶対に離さない」
そして眠りについた。
彼の口元が微かに笑ったのは誰も知らない。
4/4ページ