｢将五、もうすぐお昼だよ。起きて｣


はなが俺を呼ぶ声がする。

おい、今日は日曜日だぜ。
もう少し寝かせろよ。


｢ねー、将五ー｣

｢将五ー、将五ー。お昼だよー｣

そろそろ起きないとはながキレるな。

まだ眠い眼をこすりながら俺は布団から抜け出した。



すげー、良い天気だな。

｢おはよう、将五。コーヒー飲む？｣

ベランダで洗濯物を干してるはなが頬笑む。

俺はソファーに座りながら頷いた。

｢将五、お昼何食べる？｣

｢あぁ、せっかくだからなんか美味いもんでも食いに行くか。｣

コーヒーを持ってきたはなに俺は言う。

はなは喜びながら準備すると言ってバタバタと動き始めた。




武装戦線の頭だった俺を知ってる奴らはビックリするだろう。

美味い飯をはなと食う事が何よりも幸せだと感じているのだから。