スーパースターになったら
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ライブに行った日からもうすぐ一年。
あの後も彼らは活躍を続けている。
テレビで見る日も増えた。
街で彼らのバンドの話を聞くと嬉しくなる。
そして自分がちょっぴり誇らしくなる。
もうライブに行く事はないだろう。
そんなある日家に荷物が届いた。
ヒロミくんから彼らの新しいアルバムが届いたのだ。
発売を一ヶ月後に控えているものだから少しビックリした。
実は予約してたんだよななんて思ったけれど、書いてあった手紙に
「誕生日プレゼントだ」
と書かれていたから素直に嬉しく思った。
そういえば私誕生日なんだっけな。
もうすぐ29歳になる。
ついに20代ラストか。としみじみしてみたりする。
アルバムをあけ中を確認すると一つの曲に○がついていた。
この曲をまず聞けと言わんばかりに強調されている。
『スーパースターになったら』
早速聴いてみた。
うん。ヒロミくんらしい曲調。
それにやっぱり素敵な声。
心に歌詞が重く入っていく。
この詞を書いた人はこんなに大切に想う人がいるんだ。
良いな。素敵だな。
迷惑なんかじゃないよ。きっと待ってるよ。
ヒロミくんの声を聴きながら勝手に主人公を応援していた。
誰が書いた詞なんだろ?確かめたくて歌詞カードを手に取った瞬間インターホンがなった。
私は手に持ったまま玄関を開けた。
心臓が止まるかと思った。
ヒデトがいたから。
正装と言えばこれだ!といつも言っていた黒のライダースを着て。
「よぉ、はな。迎えにきたぜ」
迷惑だったか?と言いながら笑ってる。
確かに目の前にヒデトがいる。
そこでようやく私は作詞者を見た。
作詞 hideto
なんて素敵な曲なんだろう。
「HAPPY BIRTHDAY はな。」
そう言って目の前に一枚の紙と小さな箱を開けてみせた。
「お前を絶対に一人にはしねぇよ。
家族になろうぜ。」
すでに目の前のヒデトは滲んで見える。
私が泣いているからだ。
沢山まわり道をしたけれど、やっと私達の夢に辿り着いたんだ。
目の前にいる最高にカッコいい彼の胸に飛び込みながら私は言った。
「ハッピーエンドだね」
私を抱き締める彼の腕が少し強くなった。
あの後も彼らは活躍を続けている。
テレビで見る日も増えた。
街で彼らのバンドの話を聞くと嬉しくなる。
そして自分がちょっぴり誇らしくなる。
もうライブに行く事はないだろう。
そんなある日家に荷物が届いた。
ヒロミくんから彼らの新しいアルバムが届いたのだ。
発売を一ヶ月後に控えているものだから少しビックリした。
実は予約してたんだよななんて思ったけれど、書いてあった手紙に
「誕生日プレゼントだ」
と書かれていたから素直に嬉しく思った。
そういえば私誕生日なんだっけな。
もうすぐ29歳になる。
ついに20代ラストか。としみじみしてみたりする。
アルバムをあけ中を確認すると一つの曲に○がついていた。
この曲をまず聞けと言わんばかりに強調されている。
『スーパースターになったら』
早速聴いてみた。
うん。ヒロミくんらしい曲調。
それにやっぱり素敵な声。
心に歌詞が重く入っていく。
この詞を書いた人はこんなに大切に想う人がいるんだ。
良いな。素敵だな。
迷惑なんかじゃないよ。きっと待ってるよ。
ヒロミくんの声を聴きながら勝手に主人公を応援していた。
誰が書いた詞なんだろ?確かめたくて歌詞カードを手に取った瞬間インターホンがなった。
私は手に持ったまま玄関を開けた。
心臓が止まるかと思った。
ヒデトがいたから。
正装と言えばこれだ!といつも言っていた黒のライダースを着て。
「よぉ、はな。迎えにきたぜ」
迷惑だったか?と言いながら笑ってる。
確かに目の前にヒデトがいる。
そこでようやく私は作詞者を見た。
作詞 hideto
なんて素敵な曲なんだろう。
「HAPPY BIRTHDAY はな。」
そう言って目の前に一枚の紙と小さな箱を開けてみせた。
「お前を絶対に一人にはしねぇよ。
家族になろうぜ。」
すでに目の前のヒデトは滲んで見える。
私が泣いているからだ。
沢山まわり道をしたけれど、やっと私達の夢に辿り着いたんだ。
目の前にいる最高にカッコいい彼の胸に飛び込みながら私は言った。
「ハッピーエンドだね」
私を抱き締める彼の腕が少し強くなった。
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