white room
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
あれからしばらく世良くんは保健室に来なかった。
なんでも舎弟の二人によれば、あの時助けた女の子は世良くんに好意を抱き、時間を見つけては世良くんの側にいるらしい。
だからケンカをする暇もないという。
なんて可愛らしい恋愛だ。
恋する女子高生ほど最強なものはない。
経験したんだから私も知っている。
モヤモヤとした感情を隠し続けている私。
そんなある日の放課後、仕事を終え駅に向かっていた私の前にその光景は飛び込んできた。
「世良くん、私世良くんが好きです。付き合ってください」
頬を染め彼に向き合う彼女は本当に可愛かった。
女の私でも思うにくらいに。
そして同時に気付いてしまった。
私は世良くんの事が好きだったのだと。
生徒だから、年下だからなどと言い訳をつけてこの感情を隠していた醜い私に。
キラキラした二人を見ている事ができなくて、
前を通りすぎる事ができなくて、
この後の世良くんの答えが予想できてしまって、
私は逆方向に向かって走り出した。
走っていく私を彼が見ていた事なんて気づきもせずに。
なんでも舎弟の二人によれば、あの時助けた女の子は世良くんに好意を抱き、時間を見つけては世良くんの側にいるらしい。
だからケンカをする暇もないという。
なんて可愛らしい恋愛だ。
恋する女子高生ほど最強なものはない。
経験したんだから私も知っている。
モヤモヤとした感情を隠し続けている私。
そんなある日の放課後、仕事を終え駅に向かっていた私の前にその光景は飛び込んできた。
「世良くん、私世良くんが好きです。付き合ってください」
頬を染め彼に向き合う彼女は本当に可愛かった。
女の私でも思うにくらいに。
そして同時に気付いてしまった。
私は世良くんの事が好きだったのだと。
生徒だから、年下だからなどと言い訳をつけてこの感情を隠していた醜い私に。
キラキラした二人を見ている事ができなくて、
前を通りすぎる事ができなくて、
この後の世良くんの答えが予想できてしまって、
私は逆方向に向かって走り出した。
走っていく私を彼が見ていた事なんて気づきもせずに。