その日もまた下品な男達に囲まれていた。

｢よぉ、姉ちゃん。秀吉はどこにいんのか聞いてんだよ。俺の仲間が秀吉に可愛がられたからな。俺らも可愛がってやらなきゃよー｣

また、秀吉絡みか。

｢だから、知らないって言ってんでしょ！あいつはあいつ。私は私。｣

｢姉ちゃん可愛い顔してんな。それに良いカラダだ。秀吉の代わりにお前可愛がってやるかな。｣

ニタニタ笑いながら近づく男達。

｢冗談じゃない。それに秀吉にとって私は弱点でもなんでもないんだからね。私を使って秀吉呼び出そうとしても無駄よ。｣

｢そんな事やってみねぇと分かんねぇよなー｣

近付いてきた男はわたしのブラウスに手をかけ首もとを引きちぎった。

これは本格的にやばい。
このままだと本当にヤラれる。

危機感を感じた私は目の前の男の頭に向かって蹴りを一発くらわせた。