第18話 夢か現実か
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(熱い!!)
(助けてくれぇぇぇ!!)
(いやぁぁあ!!火が!火がぁあ!!)
「Σっ!!
まって!!」
ののかは夢の事を思い出し、先ほど閉められた扉を再び勢いよく開け、玄関を飛び出した。
突然の事にその場にいた皆が驚き、何事かと思った。
兄「何だぁ?もしかしてそんなに寂しかったか?」
「……気を……つけてね?」
父「ののか?」
「お願い!!
……お願いだから……気をつけてね」
とても不安気な表情をしていたののかを見て、三人は彼女が本気で心配している事が十分に伝わってきた。
いつもなら明るい声で「いってらっしゃい」と三人を見送っているのだが、この時ばかりは様子が違っていた。
「お願い…向こうに着いたら必ず連絡を頂戴」
母「わかったわ。
ついたらちゃんと電話するから
…だからそんな顔しないの」
不安と取り去るかのように、ののかの事をギュッと抱きしめると、母親の使っている香水の香りが微かに鼻をかすめた。
…ーーあんな夢を見たから?
ただの夢だと分かってても
…それでも
怖いんだよ
.