第16話 家族帰宅パニック
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母「いつもごめんね一人にさせてしまって」
「まぁ、気にしてないと言ったら嘘になっちゃうけど、でも今回はルフィ達も一緒だから大丈夫だよ」
母「フフフ♪頼もしい王子様が3人もいたら大丈夫よねv」
「……はは∪一人は王子様って歳でもないんだけどね∪」
母「本当は、ののかが日本で一人で寂しがってたらどうしようって思ってたの…。
いつもお母さんの側においておきたいって思ってたわ。
淋しく食事をしてるんじゃないか
ただ広い部屋で…孤独に感じてるんじゃないかって…」
「……お母さん」
母「お母さんね、いつも空を眺めてたわ
陸は繋がってなくても、空は繋がってるからね…。
ののかもこの空を見てるのだろうかって思ったら、早く仕事を終わらせないとって思って頑張っちゃったわv」
ニッコリと微笑む母親の表情は本当に暖かかった。
ののかはこみ上げてくる熱いモノをグッとこらえ、野菜を切っていった。
「私も…時々空を眺めてた…
最初は寂しさを紛らわす為だったんだけど、彼等が来てから「この世界と彼等の世界は繋がってるのかなぁ」ってね
この世界に来たばかりのルフィ達は不安と淋しさが付きまとてて見てられなかったの
私が何とかしなきゃって」
母「ののかは誰よりも優しい子だからね」
「……でもね、「大丈夫だよ」とか「心配しないで」っとか、そんな気休めの言葉じゃあの人達の不安は無くなったりしないの……どんなに私が笑顔でいても……どんなに料理で喜ばせても…その芽を取る事なんて出来ない」
母「…そうね、「不安の芽」を取る事なんて出来ないかもしれない…でもそれ以上成長するのを防ぐ事は出来るかもしれないわね。
それに言葉なんて必要ないわ
側に寄り添ってあげるだけでも十分なんだからv」
母はお鍋の中のスープをかき混ぜ、「はい!完成♪」といって一品を完成させた。
美味しそうな香りと、母親の優しい香りが混ざり合ってののかは何だか幸せな気持ちに包まれた。
有り難うお母さん
何だか
私も元気になれた気がするよ
END