第16話 家族帰宅パニック
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それは自宅にかかってきた一本の電話からパニックの幕開けとなった。
兄『よぉ、ののか。元気にしてるか?』
「あ、おにいちゃん♪
うん!元気だよ♪」
春休みも残りわずかとなってきたある日の正午、海外出張に行っていた兄からの突然の電話にののかのテンションは上がっていた。
兄『そっちは変わった事ないか?』
「え?変わった事?………………………………………………………うん、ないよ」
兄『Σいや!嘘だろ!?』
特に変わった事は無い。
病気も怪我も無かったし、何方かと言えば楽しい春休みを満喫しているぐらいだった。
しかし、あり得ない世界からの訪問者が来たと言う事を含めると大きく変わった事だった。
この事を電話先で言った所で先ず信用してくれるかすら分からないと判断したののかは、十分に考えた結果「ない」としか答えられなかった。
「いやいや可愛い妹を疑うなんて、お兄ちゃんも偉くなったもんだねえ?」
兄『あの間は十分に疑うだろ!?∪
まぁ、いいや。そんな事より、仕事で一旦日本に戻るから、そっちに俺も父さん達も明日には家に帰ってくるから』
「Σえっ!!?戻ってくるの!!?」
突然の帰宅発言にかなり驚いたののかは受話器先で大声を出してしまった。
兄『ん?なんだよ?嬉しくないのか?』
いや、嬉しいに決まってる!
こんなか弱い未成年を、こんな広い家に残して出張だなんて!
嬉しいんだけど………今はマズい!!∪∪
兄『おーい!聞いてんのか?』
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