第13話 強気なハニー
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ののかがお手荒いにいってるあいだ、後ろの窓からは町並みが見えていた。
シャンクスは窓際までいくと、「こんなにもこの町は広いのか」と内心思いつつ眺めていた。
シャ「ん?」
外を眺めている間気付かなかったが、なんだがトイレ付近が騒がしいなと思ったジャンクスがそちらを見てみるとののかと何人かの男、彼女の背後には小さな男の子がいた。
「いい大人が、こんな小さい子相手に本気になるなんて大人げないんじゃないの!?」
「お嬢ちゃん、このガキがぶつかって来たんだぜ?謝りもしねーで躾がなってねーから俺たちが教えてやろうってんだよ」
「子どもがしたことぐらい多めに見てあげるもの大人の勤めじゃないの?しかもアンタ達がやってる事はただの脅しじゃない!」
「さっきからうるせーなぁ!そこまでこのガキを庇うんなら、お嬢ちゃんが俺たちにつき合ってくれるんだろうな!?」
「望むところよ!そもそも、脅してまで相手をどうこうしたいなんて、此処に居る坊やより、子どもなんじゃないの?」
「んだとぉ!このアマふざけんじゃねーぞ!!」
男達はののかの腕を掴もうとしたその時、彼女と彼等の間にシャンクスが割って入った。
シャ「女性に手を挙げる事は男のする事じゃないな」
「誰だよテメェ!」
シャ「彼女の連れさ。
俺も此処で問題を大きくしたいとは思わない…此処は引いてくれないか?」
「途中から入って来た奴に用はねーんだよ!用があるのはこの女で十分だ!」
男はののかの腕を再度掴もうとしたその時、掴むよりも早くシャンクスの手が男の腕を掴むと、グッと力を入れただけでかなりの激痛が男を襲った。
「ぐあぁ!!」
「俺の女に気安く触るな」
「「「Σっ!!!」」」
サングラスの隙間から彼等を睨むと、少しばかりの覇気により男達は冷や汗をかき、その場から逃げるようにして姿を消した。
「坊や、もう大丈夫だからママのとこのにお帰り」
「オジさん、おねぇちゃんありがとう!!」
男の子は涙を拭くと、にっこり笑ってお母さんの元へも戻っていき、母親もペコリとお辞儀をしていった。
「……有り難う……シャンクスさん」
シャ「ののかが無事で良かった」
シャンクスはののかをギュッと抱きしめると、本当に安心したのか、先ほどの覇気は全く感じられなかった。
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