第10話 看病
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
”コンコン”
シャ「はい」
一応ののかの部屋だが、念のためにとノックをしてみると、部屋の奥からはっきりと返事が返って来たため、室内へと入った。
「お口に合うか分からないけど、何も食べてないから少しは食べてください」
ののかはおかゆをお盆に乗せ彼に渡すと、シャンクスはゆっくりとそれを口に運んだ。
シャ「うん、とっても美味しいよ…何から何まで面倒をかけたな」
「いいえ♪むしろ私はシャンクスさんの看病が出来て嬉しかったです」
シャ「あ、その事なんだが…どうして俺の名前を?それと此処はどこなんだ?」
シャンクスはおかゆを口に含みながら気になっていた事をののかに聞いた。
「あぁ……先ず、此処は貴方のいた世界ではありません」
シャ「…は?」
「貴方からいうと此処は異世界ってことになります…此処にはグランドラインも、海賊も、悪魔の実も存在しません」
シャ「存在しない?…まさか」
「嘘を言っても意味なんて無いです。私が貴方の事を知っていたのは、シャンクスさんが物語の登場人物なんです」
シャ「おいおい、なに言ってるんだ?この俺が…物語の登場人物?」
「物語の名前は「ONEPIECE」っていって、ルフィが主人公で幾多の冒険を描いたストーリーになってます……ってこれを見た方が早いですよね?」
ののかはルフィ達の時同様、本棚から一冊の本を取り出すと、それをシャンクスに渡した。
シャ「Σっ…これは」
シャンクスはページをパラパラとめくっていくと、10年前フーシャ村での出来事が書かれていたのを見て驚いた。
「少しは信じてもらえましたか?」
シャ「……正直…驚いてる……だがののかが嘘を言ってるとは思っていない。なんてったって俺の命の恩人だからな」
「っ…//////あ、ありがとう…ございます/////」
シャンクスは優しく微笑むと、その大きな手で包み込むようにののかの頭を撫でた。
.