第10話 看病
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シャンクスがこの世界にやって来て3日が過ぎた。
顔色は前に比べ良くなっており、熱も以前に比べたら落ち着いていた。
後はシャンクスが目を覚ますのを待つだけだった。
「荒い息使いも、前よりは良い見たいかな?」
ののかは額に乗せてあったタオルを取ると、再び氷水に浸し、再びシャンクスの額へと乗せた。
その時だった。
シャ「……んっ……」
「……あ…」
濡れたタオルで意識が戻ったのか、シャンクスの口から微かな声が漏れると、焦点の定まってない瞳が薄らと開いた。
「シャンクスさん?…大丈夫ですか?」
ののかは意識がはっきりしない彼に気を使いながら、囁くように優しい声で問いかけた。
シャ「……こ、こは?」
「此処は私の部屋…安心してください。貴方は高熱にうなされて3日間寝てたんです」
シャ「3日…間も?」
シャンクスは首だけを動かし、今自分がいる場所がどのようなところなのか把握する為に辺りを見渡した。
当然回りにはなじみの光景が広がっている訳もなく、ただ見慣れない部屋とののかに少々動揺していた。
シャ「すまない…世話になったな…え~っと」
シャンクスはさっきよりも意識がはっきりとしてきたらしく、身体をゆっくりベッドから起こすとののかに礼を言った。
「私はののか。宜しくシャンクスさん」
シャ「俺の名前……どうして?」
「話せばいろいろ長くなるんだけど……なるべくシャンクスさんを混乱させないように説明はします。あ、でもその前に何か食べないと!」
ののかは「ちょっと待っててください」と言い残すと、部屋を出て行った。
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「二人とも!シャンクスさんが目を覚ましたよ♪」
ル「本当か!?俺行ってく「ちょっと待って!」
シャンクスが目を覚ました事に喜んだルフィはいち早く彼の元に行こうとしたが、ののかはルフィにストップをかけた。
ル「何だよののか~!」
「ルフィの気持ちも分かるけど、シャンクスさんは意識を取り戻したばかり!先ずは食事をさせてあげないといけないし、何よりこの世界にルフィとエースがいる事をまだ説明してないの」
ル「じゃあ早く教えてやればいいじゃね~かよ~」
「物事には順番ってもんがあるの!シャンクスさんにはこの世界に付いて説明をしないといけないし、彼にも理解してもらわないといけない…私には貴方達の面倒を見る義務があるんだから」
ののかは料理を作りながらルフィに説明をした。
エ「赤髪のことも面倒見てくれるのか?」
「クスッ♪…これも何かの縁かもしれないしねv」
ル「いいのか!?」
「うん!だからルフィのシャンクスさんに会いたい気持ちも十分に分かるけど、私が良いというまではもう少し待っててほしいの」
ル「…わかった!」
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