第1話 夢の様な訪問者
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読んで行くうちに私のページをめくる動きは止まった。
「………………う…そ」
信じられなかった…
信じたくなかった…
「……エースが……死んだ……」
こんな結末は望んでなかった…
想像していなかった話に、自然と涙があふれてきた。
「私の好きなキャラなのに!!何よ死ぬって!!?マジであり得ないよ!」
納得のいかない展開に私は本に向かって一人でギャーギャーとわめいていた。
私だったら大切な人を死なせたりしない…
どんな敵からも守ってみせるのに…エースもルフィも……私が……
私の瞳から一滴の涙がポトリとエースの顔に落ちると、滲んだ涙が突然眩い光を放ちながら部屋全体を包み込んだ。
「Σえ!?なに!?突然…一体何なのよ!!」
眩しさのあまり目を開くことができず、私は収まるまでギュッと眼をつぶっていた。
暫くすると、光もだんだん落ち着いたことに気づき、私は少しづつ目をあけ部屋を見渡した。
「今のは一体…何が起きたの?」
わけが分からず、私は先ほどまで読んでいた本を閉じて本棚になおしに立ち上がると、何かが私の足に当たった。
「…………Σっ!!!!」
私は足元にいた人物を見て声が出なかった。
そこには信じられない人たちが倒れていたから。
「……え……エース………ル…フィ………な、なんで……?」
何をどう理解していいのか自分でも判らなかった。
だって……だって!何で二人がここに!?
これって逆トリップってやつ!!?
まさか…本当に起こりえるなんてありえない……でも……二人は現にここに居る
「す、…すごい怪我……エースも赤犬から殺されてない……」
しかし彼の手を見ると左手は焼かれていた。
「ってことは殺される前にこっちにトリップしてきたってこと!?」
意識のない二人を前に私は何をしたらいいか冷静になって考え、まずはベッドに二人を頑張って寝かせた。
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