第6話 風邪と誘惑
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ユックリと離れていくお互いの唇からは、銀色に輝く糸が赤い糸の様に二人を繋いでいたが、その糸もある程度するとプツリと切れてしまった。
そしてののかは一瞬何が起こったか理解できず、ただ乱れた息を整える為に大きく深呼吸をして肺の中に新鮮な酸素を取り入れた。
エ「早く良くなってくれよ。元気の無いののかを見るのは辛いからな」
エースは彼女の着ていたパジャマを整えると優しく布団をかけ直した。
エ「じゃあちゃんと寝てろよ?俺は下に行ってルフィの様子を…「ののか!!!」
“バンっ!!”
「「っ!!」」
エースは優しくののかの頭を撫でて部屋から出て行こうとしたその時、寝ていたルフィが起きたらしく勢い良く扉を開けると、彼の片手には自分で作ったであろうお粥らしき食べ物が存在していた。
「ゴホッ…ル、ルフィ寝てたんじゃないの?」
ル「ん~~寝てたんだけど、ののかが夢の中で凄く苦しんでいるのを見て目が覚めたんだ!あと前にチョッパーって言う俺の船医が風邪にはお粥が良いって言ってたから作ったんだ♪ししし!これでののかの風邪もきっと治るぞ!」
エプロンをつけたままの姿でののかの隣にくると、しししっといつもの笑みを浮かべ、机の上にお茶碗の中に入ったお粥を置いた。
エースに関しては強引な事をされたが本気で心配してくれたり、ルフィはルフィなりに仲間に教えてもらたことを必死に思い出し慣れない料理を作ってくれたり、ののかにとっては二人の優しさがとっても嬉しかった。
「…クスっ…ありがとう二人とも。ルフィ、それ食べても良い?」
ル「あぁ!もちろんだ」
彼女の目には薄らと涙が溢れ出し、ルフィもエースもそんなののかを見て自然と笑みがこぼれた。
そしてののかが食べやすいように体を起こしてやると、お盆の上にお茶碗をのせた。
ル「熱ぃから気をつけて食えよ♪」
フフフ♪
ルフィの手料理だなんて超嬉しいなv
私の為に作ってくれたなんて♪
わ•た•し•の•た•め•に!
「さっそくいただきマース♪」
“パクッ!”
「…………………」
"バタッ”
「「ののか!!!?」」
ルフィの作ってくれたお粥をスプーンにすくって口へと運んだ。
しかし次の瞬間、ののかは持っていたスプーンを落としてしまうと、顔を一気に青ざめてベッドへ倒れ込んでしまった。
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