第1話 夢の様な訪問者
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いつもの朝
いつもと同じ時間
私のいつもと変わらない一日が今日も始まる
…………はずだった。
「ふぁあ~~……………」
「よぉ!ののかおはよう♪」
「…………………」
「………………ι」
「…………………」
「……………ιι」
「………………おはよう」
「っておせぇよ!!」
私…朝は苦手だ。
低血圧でいつも朝はボーっとしてて、体を動かしたくても頭が働かない。
遅刻をしないようにお兄ちゃんがいつも起こしに来てくれるけど、実際私が起きて15分ぐらいしないと頭の指令は体には到着しない。
まぁ、これがいつものやり取りってわけ。
「速く準備しねぇと父さんも母さんも俺も出て行くぞ?」
「え?出るって、お父さんもお兄ちゃんもまだ会社に行く時間じゃないじゃん。それにお母さんだって」
部屋にある時計を見るとまだ6時30分を表しており、朝一に会議でもあるのかと思った。
「いや、これから俺と父さんはイギリスに行かないといけなくなったんだι母さんはイタリア」
「はぁ!?何それ!!?だってお父さんは一昨日家に帰ってきたばかりじゃない!それに何でお兄ちゃんも一緒なの!?しかもお母さんもイタリアだなんて!!……ってことは私一人!?」
「今回はそういうことになるな。俺は父さんの手伝いで行くんだ。ののかには悪いと思うけど、今回ばかりは皆重なってしまって」
ごめんなっと言いながらお兄ちゃんは私の頭を撫でているけど、私はそれどころじゃない。
こんなバカみたいに広い家で独りぼっちなのがすごく心細い。
「いつ……戻ってくるの?すぐに皆帰ってくる?」
「今回はいつ戻ってこれるかわからないんだ、戻ってきたとしても、会社に顔を出したらまたすぐにあっちに戻ってしまうと思う。母さんも、わからないって言ってたから」
「……そう…まぁ、仕方ないよね。仕事だもん!家のことは任せておいて♪私一人でもちゃんと家を守って見せるからv」
寂しいだなんて思ってても言わない……
だって皆必死に頑張ってるんだもん
「その代り…最高のお土産を楽しみにしてるから。ちゃんと買ってきてよ?」
頬をプゥっと膨らませ、私は少し怒った表情で兄を見た。
「はは♪わかったわかった!いい子にしてたらな」
「もう!子供扱いしないでよね!!」
枕を投げようとすると、お兄ちゃんは笑いながら部屋を出て行った。
扉が閉まると同時に〝ボフッ!”と音を立てながら扉に当たった枕は冷たい床に落ちて行った。
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いつもと同じ時間
私のいつもと変わらない一日が今日も始まる
…………はずだった。
「ふぁあ~~……………」
「よぉ!ののかおはよう♪」
「…………………」
「………………ι」
「…………………」
「……………ιι」
「………………おはよう」
「っておせぇよ!!」
私…朝は苦手だ。
低血圧でいつも朝はボーっとしてて、体を動かしたくても頭が働かない。
遅刻をしないようにお兄ちゃんがいつも起こしに来てくれるけど、実際私が起きて15分ぐらいしないと頭の指令は体には到着しない。
まぁ、これがいつものやり取りってわけ。
「速く準備しねぇと父さんも母さんも俺も出て行くぞ?」
「え?出るって、お父さんもお兄ちゃんもまだ会社に行く時間じゃないじゃん。それにお母さんだって」
部屋にある時計を見るとまだ6時30分を表しており、朝一に会議でもあるのかと思った。
「いや、これから俺と父さんはイギリスに行かないといけなくなったんだι母さんはイタリア」
「はぁ!?何それ!!?だってお父さんは一昨日家に帰ってきたばかりじゃない!それに何でお兄ちゃんも一緒なの!?しかもお母さんもイタリアだなんて!!……ってことは私一人!?」
「今回はそういうことになるな。俺は父さんの手伝いで行くんだ。ののかには悪いと思うけど、今回ばかりは皆重なってしまって」
ごめんなっと言いながらお兄ちゃんは私の頭を撫でているけど、私はそれどころじゃない。
こんなバカみたいに広い家で独りぼっちなのがすごく心細い。
「いつ……戻ってくるの?すぐに皆帰ってくる?」
「今回はいつ戻ってこれるかわからないんだ、戻ってきたとしても、会社に顔を出したらまたすぐにあっちに戻ってしまうと思う。母さんも、わからないって言ってたから」
「……そう…まぁ、仕方ないよね。仕事だもん!家のことは任せておいて♪私一人でもちゃんと家を守って見せるからv」
寂しいだなんて思ってても言わない……
だって皆必死に頑張ってるんだもん
「その代り…最高のお土産を楽しみにしてるから。ちゃんと買ってきてよ?」
頬をプゥっと膨らませ、私は少し怒った表情で兄を見た。
「はは♪わかったわかった!いい子にしてたらな」
「もう!子供扱いしないでよね!!」
枕を投げようとすると、お兄ちゃんは笑いながら部屋を出て行った。
扉が閉まると同時に〝ボフッ!”と音を立てながら扉に当たった枕は冷たい床に落ちて行った。
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