第5話 ルフィの気持ちと兄弟ライバル
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ルフィは今までため込んでいた感情が爆発してしまい、我慢していた涙も一気にあふれ出ていた。
ル「ウウウ…っ…ウグッ…おれ…おれ…仲間が消えて…一人になってしまって…ヒクッ…どうしていいか…ウウッ…わからなくて……そしたら…エースが…エースが……っぅ…処刑って聞いて……助けたいのに……どんなに手を差し伸べようとしても……届かなくて……また俺の…大切な人が…っう…消えてしまうって思ったら…」
〝ギュっ”
ル「っ…!!」
「頑張ったね…――ルフィ。今日まで沢山沢山頑張ったんだね」
私は…彼の気持ちを理解したかった。
どんな言葉をかけてあげて良いか……なんて言ってあげればいいか……こんな平和な世界で暮らしていた私がかける言葉は見つからなかった。
だから私にできることは
精一杯ルフィを抱きしめることだった。
ル「ウウっ…ののか……俺…一人になってしまった。もうなにも失いたくねぇんだ!!」
その時ののかには、大量に流れてくる彼の涙は今までの辛さを物語っているように見えた。
「本当に一人だった?」
ル「……え…?」
「貴方がここに来るまでの間本当に一人だった?ハンコックやイワちゃん、イナズマやボンちゃん…ジンベェさんにMr3…クロコダイルに白ひげ海賊団……エースを助けるまでの間、数え切れない程の人たちが貴方に力と勇気をくれたでしょ?ルフィの周りはどんな時でも支えてくれる人たちがいたはずだよ」
「それに………私もいる」
ル「………ののか」
「ルフィはいつだって一人じゃないよ!!…だから安心して。必ず貴方達が元の世界に帰れるように私も努力するから♪」
俺に優しい笑顔を向けてくれるののかの顔は本当に太陽みたいだった。
そして何より、すげー嬉しかった。
正直この世界に来て不安でどうしようもなかった……珍しいものや見たことないものが沢山あってワクワクしていたけど、今は仲間のことが気になって仕方なかった。
そのたびに不安に押しつぶされそうなもなった。
でも、ののかの言葉は…自然と俺の不安を消し去ってくれたような気がして、もっともっとののかの声を聞いていたいと思った。
いつも俺のそばにいてほしいと思った
いや……俺だけのものにしたいと……思ってしまっていた。
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