第5話 ルフィの気持ちと兄弟ライバル
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エ「ルフィ!入ってこいよ!」
「あ、エース上がったんだね♪その部屋着なかなか似合ってるよ!」
エ「へへ!惚れたか?v」
「……さぁて、ルフィ!起きてお風呂に入ってきて?」
「って無視かよ!ιι」
ののかは先ほどソファで寝てしまったルフィを揺さぶり起こすと、ルフィは眠たい目をこすりながら眼を覚ました。
「ルフィ?ちゃんと起きてる?エースが上がったからお風呂に入ってきて」
「ん~~わかった」
ののかはエースと一緒に買った下着と部屋着をルフィに渡すと、ポテポテと歩きながらお風呂へと向かっていった。
ルフィがいなくなり、リビングでは薬箱を持ってきたののかはエースの手に巻いてある包帯をゆっくりと外しだした。
「ねぇ…エース」
エ「ん?どうかしたか?」
「ルフィは…大きな不安を抱いてるかもしれない」
エ「え?…何でそう思うんだ?」
「確信はない……でも……麦わら海賊団の船長であるからこそ、ルフィが抱え込んでいる悩みや不安は絶大なのかもしれない」
包帯を外した手には大きなガーゼが消毒液と一緒に張られており、ピンセットで一枚ずつ外していくと、若干火傷が残っていた。
エ「だったら弟の話を聞いてやってくれねか?」
「………でも」
エ「俺が聞いたって、ルフィは口を開かねぇよ。昔からそうだったから」
「エースで口を開かないのに、あって間もない私が聞いたところで答えは一緒でしょ?」
エ「ののかならちゃんと話をしてくれるさ………俺だってののかになら話を聞いてほしいって思ったから……お願いだ!あいつの……弟の話を聞いてやってくれ」
エースは怪我をしていない方の手で彼女の肩をつかみ頭を下げると、その姿は本当に弟のことを思っている兄の姿をしていた。
「………わかった。だから頭をあげて?」
エ「サンキューな。さすが俺が惚れた女だ!」
「はいはい」
エ「ヒド!!ιι」
***********
そろそろルフィも上がってくるころだよね
……私にできるかな?
……でも……でも
私はルフィに笑顔でいてほしい
太陽のような笑顔で
ル「あ~~さっぱりした!ののか!あがったぞ♪」
「ルフィもそれ似合ってるねv……ってビショビショじゃない!?ιι」
ののかはルフィをソファに座らせると、首に巻いてあったタオルを取ってポタポタと滴る水滴をふき取っていった。
ル「あはは♪ワリィ!向こうの世界にナミっていう俺の仲間が居るんだけど、いっつも濡れたままウロウロするなっつって怒られてたんだ!横ではロビンは笑ってるだけで助けてくれねーし、そしたらウソップやチョッパーやサンジや……ゾロや…フランキーや……ブルックが……………………」
「目の前で消えていく仲間を守れなかったことはルフィにとって凄く辛いことだと思う………でも貴方がそれを乗り越えなくちゃ真の強さは手に入らない……世界の頂点を目指すとはそういうことじゃないかな?」
ル「っ…!!」
「……――でもねどんなに離れていても…麦わら海賊団はいつだって気持ちは通じあってるよ」
「貴方が見つけた『仲間』でしょ!」
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