第3話 生きてていいその理由
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エ「……気づいていたのか?」
「気のせいかと思っていたんだけど、時々辛い表情してたから……でもちゃんと泣いてくれたエースを見て私もすこしホッとした。貴方の本音が聞けたから…気持ちを知る事ができたから」
エ「男の涙は弱い証だ……みっともねぇだけだ」
「涙を流す事は弱い事じゃないよ。涙を流す事は強くなる為の証…強くなろうとする者の証……人は涙を流した回数分強くなっていくの。力があるだけが強い訳じゃない、権力があるだけが偉い訳じゃない。強いとは大切な人を守ることであり太陽や大地のように力強く生きるという事。」
ただ嬉しかった。
こんな俺に力強い言葉をかけてくれるののかに…。
それ以上に安心した。
彼女の笑顔や仕草や声が…
だから俺は…今日あったばかりのののかを本気で好きになってしまった。
エ「なぁ…俺まだ弱いけどこれから強くなる…この世界に来ちまった以上、俺がののかをどんな事からも守ってやるから」
「…………」
エ「…………?」
返事が無い?
俺告白したつもりだが、もしかしたら駄目だったか?
それとも………
エースは何も答えてくれない彼女の事が不安にありそっとかを覗き込んだ。
「……Zzz」
エ「……寝てやがるιありえねぇι……でも仕方ねぇか(苦笑)」
エースの話の途中でとうとう睡魔に襲われたののかは彼を抱きしめたまま眠っていた。
それを見たエースは呆れた表情をしつつも、苦笑いを浮かべそっと抱きかかえると彼女の部屋に連れて行った。
エ「今日は仕方ねぇけど、次はちゃんと俺の気持ち聞いてもらうからな」
その時は
覚悟しておけよ
そして…
ありがとな
end