第25話 忘れないで
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彼等がこの世界に来てからというもの毎日が騒がしく、毎日が楽しい日々を4人は過ごしていた。
オカズを取り合ったり、お気に入りのテレビ番組が始まれば食い入るように画面にへばりつき、そしていつもののかの側には3人が常にいた。
彼等と過ごした時間はあっという間だったが、とても長く感じた。
しかしその日の夕食はとても静かだった。
カチャカチャとお茶碗の音が室内に響き、いつも豪快に食べているルフィとエースも今回ばかりは元気が無かった。
「……む…向こうの世界に戻ったら…
……また冒険が始まるんだろうね?」
シャ「……あぁ……また…いつもと変わらない日々が始まる」
「……そっか
ごめん!
私ちょっと用事があるから部屋に戻るね!」
シャ「…あ…」
ののかはガタンっと音をたて椅子から立ち上がると、そのまま自分の部屋へと戻っていった。
ののかの事を引き止めようと思ったシャンクスだったが、かける言葉が見当たらず彼女の腕を握ることができなかった。
シャ「……淋しいのは俺たちだけじゃねーんだよ」
ののかがいなくなった食卓はさら静けさを増し、2人に対して今度はシャンクスが言葉を発した。
シャ「ののかは俺たちの為を思っての言葉だったんだろう……
それに一番辛いのはののかの方だ…
……家族を失い、俺たちまでいなくなる。
ひとりぼっちになる淋しさは…ルフィ……お前にも分かるはずだろ?」
(俺…一人になってしまった。
もうなにも失いたくねぇんだ!!)
(ルフィの周りはどんな時でも支えてくれる人たちがいたはずだよ)
(それに………私もいる)
ル「……っあ」
そうだ……
寂しいのは…ののかも一緒だ
なのに……なのに俺は
(約束したじゃねーか!!側にいるって!!
あれは嘘だったのかよ!!?)
ガキみたいな事を言ってののかを困らせて……
………かっこわりぃ
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