第14話 たとえ離れようとも
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「っ…………!!」
白「………白鼡」
白哉は目の前にいる彼女をそっと包み込むように抱きしめた。
それは生きていたときと変わらずに愛しい白鼡を引き寄せ、温もりが伝わるように抱きしめると、それに驚いた白鼡は眼を見開いていた。
白「…今度は私が白鼡を守ってみせる。あのときのように寂しい思いも孤独な思いもさせぬ…――。」
白哉は彼女の髪にそっと顔を埋め、まるで壊れ物を扱うかのように優しく抱きしめた。
「…――う……さい……―うるさい……五月蝿い!!黙れ!!私に触るな!!お前の言葉は信じぬ!」
抱きしめる腕の中で白鼡は必死に振りほどこうとしたが動揺している彼女を放すまいと白哉も力を緩め様とはしなかった。
白「今は信じなくとも良い…いつか思い出してくれる時が来るのであれば、私はそれまで待っておる」
「っ………」
なんだというのだコイツ
……何故そのような顔をする
何故そうまでして……
「私は……「入るぞ」
白鼡は下を俯きながら何かを話そうとした。
しかしそれからタイミングよく扉がノックされると、ハッとした白鼡は言葉を飲み込んでしまい、いつもと同じ表情に戻ってしまった。
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