第14話 たとえ離れようとも
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白「…――白鼡」
「ここはチェロータス『蘇りのさ界域』。そして貴様がいるこの宮殿はデリーナ・ロチェス『蘇虚宮』だ。……言っておくが最早貴様は此処から逃げ出すことはおろか誰も此処へは助けにはこれぬ」
白「…よもや真に兄は白鼡ではないのか?…我等死神を裏切るか?」
「死神のことなど覚えてはおらぬ…ましてや未練などサラサラない。貴様とて思わぬか?ちっぽけな力を望むよりも、これから生まれる大きな力を手にした方がどれだけ優れているのかを…――昔からの定めなのだよ。弱きものは死に絶え、強きものこそが生き残る。…私こそが後者だ!阿修羅の力を手にし、玄劉に従い、私は何時までも生き残る!!」
白鼡は高々と声を上げて笑い、そんな彼女の姿を表情も変えずに見ていた白哉の心境はとても複雑で、とても寂しいものだった。
白鼡……
我等死神を思い、部下を愛した兄は何処へ行ってしまった。
―――…いや
全ては非力な私の愚かさ。
これでは昔と何も変わらぬ……。
次こそは守ると己に誓った
ならば今、私に出来ることは
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「ここはチェロータス『蘇りのさ界域』。そして貴様がいるこの宮殿はデリーナ・ロチェス『蘇虚宮』だ。……言っておくが最早貴様は此処から逃げ出すことはおろか誰も此処へは助けにはこれぬ」
白「…よもや真に兄は白鼡ではないのか?…我等死神を裏切るか?」
「死神のことなど覚えてはおらぬ…ましてや未練などサラサラない。貴様とて思わぬか?ちっぽけな力を望むよりも、これから生まれる大きな力を手にした方がどれだけ優れているのかを…――昔からの定めなのだよ。弱きものは死に絶え、強きものこそが生き残る。…私こそが後者だ!阿修羅の力を手にし、玄劉に従い、私は何時までも生き残る!!」
白鼡は高々と声を上げて笑い、そんな彼女の姿を表情も変えずに見ていた白哉の心境はとても複雑で、とても寂しいものだった。
白鼡……
我等死神を思い、部下を愛した兄は何処へ行ってしまった。
―――…いや
全ては非力な私の愚かさ。
これでは昔と何も変わらぬ……。
次こそは守ると己に誓った
ならば今、私に出来ることは
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