黒「……―――そうだよ……白鼡……」



ル「どうしたのだ一護」


黒「白鼡が！白鼡があいつ等に連れて行かれたんだ！！」


ル「なんだと？…貴様が付いていながら何をしておったのだ！？」


白鼡が連れて行かれたことを知ったルキアは、血相を変えて一護の胸倉に掴みかかった。



喜「奴等もとうとう本格的に動き出しましたか……無理もないでしょうね…黒崎さんを見つけたときには貴方の霊圧は殆どない状態でした…要するに彼らのどちらかの斬魂刀の能力は吸収形のものでしょう。そうなると、白鼡さんも黒崎さんもそれにやられたってことになる。」


ル「……如何にかして助け出す方法はないのか浦原」



喜「…今は私にも分かりません…もし今度デリトルかもしくはダークデスが現れたときに出現場所が特定できたら分かるかもしれません……まぁ、今は再び彼らが現れるのを待っていましょう。」


喜助の言葉を聞いた一護はまだ本調子でない身体で喜助の胸倉を掴んだ。



黒「なだよそれ！待ってる間に白鼡にもしもの事があったらどうするんだよ！？あいつ等は白鼡を狙ってるから連れて行ったんだろ！？だったら速く助けにいかねーと無事だという保証がねーじゃねーか！？」


喜助「はぁ～…貴方という人は……」


゛ドスン！！”


黒「ぐはぁ！」


喜「まだ完全に霊力も回復できてない貴方に何が出来るって言うんですか？そんな雑魚虚すらまともに倒せないような体でダークデスの本拠地に乗り込んで行っても、物の数秒で殺されるでしょうね………一時の感情だけで動こうとするな」




喜助は一護を睨むと、部屋の中はピリピリとした重苦しい霊圧に包み込まれた。


一護は喜助からの話を聞いている間にも額からジワジワと汗をかきこれ以上何も言えなかった。




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