第6話 別れ際の約束
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「………う…そ……」
一瞬大虚から目を放したときだった。
大声で叫んだ次の瞬間、大虚は鋭い爪で白鼡の腹部を串刺しにした。
白「…白鼡!!!!!」
傷口の口からは大量の血が噴出し、力無く地上へと堕ちてゆく彼女の身体を白哉が急いで受け止めた。
傷口からとめどなく溢れる血は止まることがなく、地面に積もった白銀の雪を赤く染めていった。
あつい…
痛い……
……あぁ……もしかして……死ぬの…かな?
「ハァッ……ハァッ……ご…めん…ね……白…や」
白「っ…喋るな……直ぐに四番隊に」
白哉は急いで尸魂界へ連れて行こうとした。
とっさに触れたその身体は余りの出血に冷たくなりだし、顔色も段々青白くなっていった。
そして薄れゆく意識の中、白鼡は小さな声を振り絞った。
「ねぇ…白…や……っ…ハァッ…」
白「……何だ…」
「…わたし……し…あわせ……だ…た…」
白「…っ!」
「だから……わたし…が……し…でも……白…や……は…いき…て」
全てを言い終わると、白鼡は一滴の涙を流しながら静かに眠りについた。
このとき私は
初めて涙を流した……
悲しみではなく
白鼡を助けることが出来なかった己の不甲斐なさに
最後まで私に微笑んでくれた白鼡の顔は…
何時までも私の脳裏から
消えることはなかった……
つづく
一瞬大虚から目を放したときだった。
大声で叫んだ次の瞬間、大虚は鋭い爪で白鼡の腹部を串刺しにした。
白「…白鼡!!!!!」
傷口の口からは大量の血が噴出し、力無く地上へと堕ちてゆく彼女の身体を白哉が急いで受け止めた。
傷口からとめどなく溢れる血は止まることがなく、地面に積もった白銀の雪を赤く染めていった。
あつい…
痛い……
……あぁ……もしかして……死ぬの…かな?
「ハァッ……ハァッ……ご…めん…ね……白…や」
白「っ…喋るな……直ぐに四番隊に」
白哉は急いで尸魂界へ連れて行こうとした。
とっさに触れたその身体は余りの出血に冷たくなりだし、顔色も段々青白くなっていった。
そして薄れゆく意識の中、白鼡は小さな声を振り絞った。
「ねぇ…白…や……っ…ハァッ…」
白「……何だ…」
「…わたし……し…あわせ……だ…た…」
白「…っ!」
「だから……わたし…が……し…でも……白…や……は…いき…て」
全てを言い終わると、白鼡は一滴の涙を流しながら静かに眠りについた。
このとき私は
初めて涙を流した……
悲しみではなく
白鼡を助けることが出来なかった己の不甲斐なさに
最後まで私に微笑んでくれた白鼡の顔は…
何時までも私の脳裏から
消えることはなかった……
つづく